最近の民主党

　テレビを見ていると、他党の政治家や評論家、コメンテーターたちが、「菅さんは元気がない」「何もできない内閣だ」「もっとしっかりやってほしい」などと話している。国民もこのように思うだろうか。
　今の民主党は参議院では少数派のため、事実上自分達の思った通りの政策や政治的行動ができなくなっている。自民党の様子を伺い萎縮しながらルーチンワークをこなすだけで、いわば生殺しの状態だ。これであったら民主党が衆議院で第一党になっている意味もないし、政権を運営する必要もない。これで菅さんが元気だったらおかしいだろう。当然何もできない内閣である。しかし、最後の「もっとしっかりやってほしい」というのは無理な要求だ。
　このような状態をつくったのはだれか、国民はまだ覚えているだろうか。思ったように政治ができない状態で民主党に政権を運営させるのではなく、せめて次の総選挙までは民主党に思う存分やらせてみて、民主党の政策はだめだったと思ったら、今度はもう一方の自民党に投票をすればよかった。
　中途半端の状態はよくない結果を生むものである。国民には今後気をつけてもらいたいし、このようになる可能性を防ぐためにも二院制の廃止を検討していく余地があるだろう（本格的な二大政党制に移行させていく）。