過去3代のロシア大統領をみると、世界の平和や民主主義をめざしてとても努力していたと思う。人柄も立派で、信頼に裏付けられた貫禄も漂っていた。徐々に国が変わり、ロシア国民も明るく穏健な国民性になっていった。
 現在のロシア大統領はどうであろうか。私には、軽そうで思慮深くない人のように見えた。到底人格者にもみえない。このような人物が、核のボタンを持っていたり、参戦するかどうかの判断を行ったりすることに大きな不安を感じる。 
 今度のノーベル賞授賞式には、中国に誘われたロシアも欠席をするらしい。あの大統領らしい判断である。ロシアは中国と異なり、以前は文化や哲学、科学が発達し、ヨーロッパ諸国の一員でもあった立派な歴史のある国家だけに、非常に残念な結果であった。中国のような国とくっついて、自国ロシアの様々な行動を中国レベルにまで落としていくことは、ロシアに敬意をはらっていた私にとってはとても悲しい。付き合う人によって、自分も人柄が変わるものだ(同じようになっていくものである)。早く大統領が代わり、中国と深く関わらずに、また世界の大国の1つとして平和と民主主義を大切にする国に戻ってもらいたい。