ロシア国民のふんばりどころ

＜下記の北方領土に関する記事に関連して＞

　ロシアは、日本が戦争に負けた日は降伏文書に調印した日だとし、自らの侵略行為を正当化しようとしているが、降伏してから降伏文書への調印までは、場所や日取りについて各国で調整をしたり準備をしたりする期間がどうしても必要であり、そのあいだに急いで参戦して領土を奪ったり（北海道の人を）何千人も殺したり、あるいは自分達に有利な条約を押し付けて北方領土を奪おうとする行為は認められるものではない。このことは価値観が違えども世界のどこの国の人にもわかるものではないだろうか。
　もし、今のロシア大統領の一方的な行動（北方領土視察）をロシア国民も支持をしているとしたら、ロシアは芸術や文化に優れた国であるが、ずるがしこさ（心の醜さ）においては中国と同等レベルと見ざるをえず、教育レベルの低さを疑うことになる。無茶な行動で北方領土を占領したのはかなり前のことであるし、当時の社会の流れや暗い社会主義国家だったということもあったのでしかたがなかったことだとしても、現在のロシアは違う。現在はこのような言い訳が通用する状況にはないのだから、現在のロシア国民が昔の自分達の行動を正当化してしまえば、それは単なるロシア国民の素養の話となる。