前原外務大臣や菅総理などが、尖閣や竹島、北方領土について、「わが国固有の領土である。」と内外に向けて繰り返し主張している。しかし、このフレーズは本当に効果的であるのだろうか。私にはむしろマイナスになるように感じられる。
 中国や韓国、ロシアなどの市民や世界各国の人々は、経緯がよくわからないのに「俺のものだ。俺のものだ。」と結論だけ言われると、「自分勝手な言い方だなあ。」とか「本当だろうか。」などと思うのではないだろうか。
 繰り返し主張していく言い方として、例えば「北方領土は戦争が終わった後にロシアが侵略してきて奪った領土である。」など、世界の誰もが納得できる正当な理由を端的に繰り返し述べていくほうがよい思う。