中国万博の累計入場者数が万博史上最多の7300万人になったと発表があった。この数字はどこまで本当なのだろうか。入場者数の多いほうが中国にとってよければ、嘘をついてでも多きな数をいうであろう。正直にあえて少ない数字をいう必要が中国にはない。そういう国なはずだ。このように言うと中国の人は怒るだろうか。私は、中国の人は怒らず、逆に「その通り!もっと大きな数字を言ってやればよかったのに!」と言うと思うが間違いだろうか。
 中国は自分が悪くても逆に嘘をついてまで相手のせいにし、謝ることは決してない。また、そのような行為を行うことに恥とか罪悪感がなく、他国からどう思われようと堂々とやってのける。中国では研究者でさえも国のために嘘や悪口をいう。そういう人たちが書く論文の調査結果や数字も本当とは思えない。
 日本では「嘘は泥棒の始まり」といって人として恥ずかしいこととされているが、中国では普通の一般的な行動としてあまり悪いこととは捉えられておらず、日常生活においても普通にあることなのかもしれない。たしかに両国は地理的に近いが、道徳に対する考え方や国民性(心の有り様等)が日本と全く違う国と思って接していったほうがいいように思う。相手をあまり善意に解釈していると、いつまでたってもすれ違いがなくならないし、国益を損ねていくであろう。