小沢氏がいなくなって

「しばらくの間、静かにしていてもらいたい。」そういって、現民主党執行部の面々は小沢氏を追い出した。枝野氏や前原氏、岡田氏、菅総理たちは、自分達に百戦錬磨の小沢氏と同じかそれ以上の能力があるとでも思っていたのだろうか。枝野氏は、選挙のプロの小沢氏に代わって、選挙の素人の自分が選挙責任者になることが、恐くなかっただろうか。
小沢氏が選挙責任者であったら、各選挙区で選挙運動をうまくやったであろうし、菅氏の発言も事前に止めるか、後からうまいフォローをしてここまでデマが広がらないようにできたであろう。
　民主党の中堅議員達は小沢氏を追い出すとかではなく、自分の能力を知り、謙虚な気持ちでベテランからもっともっとたくさんのことを教えてもらったほうがよい。

　小沢氏は、政治家の中で日本のことを最もよく考えてくれ、きちんとした政治のしくみづくりに一人で奔走してきた。野党やマスコミの下世話なプロパガンダやそれにすぐ乗ってしまう国民からの非難、民主党内の中堅議員の僻みにもたえながら、日本を見捨てることなく頑張り続けてくれている。いつもいい所まで行くが、最後に誰かに足を引っ張られて頓挫してしまう。
　最低限、嫌かもしれないが小沢氏は起訴さえされていないことを全員が認めなければならない。