現在,野党は8つ位あるのだろうか。つくりすぎであろう。
 それはさておき,選挙演説やテレビでの討論を見ていると,野党党首達は総理大臣のことを「菅さん」「菅さん」と呼んでいる。友達のように呼び,自分は総理と同じ位の能力があると第三者に思わせるためであろうが,その呼び方はやめたほうがよい。総理職の権威や影響力をなくしてしまうことは,国にとって非常にまずい。大きな権威,旗頭がいなくなると集団はばらばらになり、混沌とする。例えば,アメリカの大統領職が軽いものになったとしたらアメリカの政治や社会がどうなっていくかは想像ができるであろう。
 それからもう一つ,野党にいいたい。野党の主張には,民主党や総理大臣の悪口や屁理屈ばかりが目立つ。内容もさることながら,(けんかのような)話し方をみていると民主党への悪意さえ感じられる。野党の党首達は,政治云々の前に人としての素養を身につけてほしいと思うのは私だけであろうか。小学生の学級会では,子ども達が悪口や大きな声で怒ったように意見を述べることはない。政治家は幼稚園児ではないのだから,理性を持って国のために「意見交換」をしてほしい。野党の人達は,聞いている人がおもわず顔をしかめてしまうような嫌な言い方(悪口)を言うのはもうやめてもらいたい。言っている時の顔つきまで醜くなっている。
 野党の言い分の一つとして,民主党は話し合いもしないで国会を閉会したということも攻撃しているが,民主党が国会を閉会したのも法(法的な決まりごと)に基づいているのである。もしその法が逆の立場であっても本当にやめるべき悪いものであるならば,野党は悪口を言うのではなく,国民から支持を得てその法を変えるしかない。