棚からぼたもち

　社民党はこれまで存在感もなく、いつも脇でどうでもいいようなことを話している党というイメージではなかっただろうか。馬鹿にされていたところもあった。
　その社民党が、基地移設問題における鳩山氏の結論を千載一遇のチャンスと見るや慎重に事を運んだ。その結果自分達の党はマスコミからかつてない注目を浴び、国民からも賛同を得た。社民党のもくろみはあたった。鳩山氏は社民党に悪いことをしたと述べていたが、福島氏は心の中でよく私を罷免してくれたと鳩山氏に感謝をしていることであろう。
　ここまでやってあげたのだから、マスコミもそろそろ社民党を持ち上げることはやめてもよい。もし福島氏にインタビューをするなら、沖縄県民の気持ちを話させるのではなく（もうわかったから）、わが国の国防についてインタビューをし続けてもらいたい。そうしないと、島や海域だけではなく、最後は本土まで他国に侵略されかねない。歴史を見ればわかるように、一定の期間をあけながら戦争は繰り返されるものなのである。