小沢一郎民主党幹事長が、検察審査会によって起訴相当と議決された。この検察審査会とは、民意を反映させるために無作為に11人を国民から選んでつくられる機関だそうだ。
民意とは、いかにして作られているのだろうか。政治や芸能情報など、自分が直接見聞きすることができない情報は、マスコミを通して知るしかない。しかし、そのマスコミが正確な情報を中立的立場で伝えてくれるとは限らない。特に、小沢一郎に関しては、偏った報道(偏った報道の量)に、マスコミ各社の偏見や感情をまぶして国民へ流しているように感じる。そのほうがみなさん国民が喜び、飛びつくからなのだろう。当然、国民は小沢さんのことが嫌いになる。だから民意と、警察や検察の捜査と結び付けるべきではない。お遊びではないのだから。
人によって基準や性格、願いや考え方が違う以上、公のことは全て法にのっとって進めるしかない。有罪が確定したらやめるのは当然だが、無罪になったら無罪なのである。起訴されなかったら、裁判以前の問題なのである。それについて、マスコミによる世論操作の対象者達がとやかく言うことではない。
「世界で最も影響力のある100人」に、鳩山総理が入っていた。しかし民主党が政権をとれたのは鳩山氏の力ではない。ほぼ民主党に決まってから、総理に担ぎ上げられただけの人である。自民と民主を逆転させたのは誰の働きかは、みんながわかっていることだ。我が国を治め、つわものの各国と渡り合っていくためには、ゆらがないビジョンと説得力、強力なリーダーシップを持った人が必要である。今の日本の国会議員は、はったりの政治家か多数決要員の政治家ばかりであるが、その中にたった一人本物がいることを我々国民は忘れてはいけない。韓国や中国から日本の領土を守り、世界から日本の鯨やマグロの食文化を守り、国際会議で総理大臣が馬鹿にされないためにも。