今日、沖縄で大規模な基地県外移設集会のようなものが行われた。それぞれの地域が勝手なことを言い出し、無法地帯になりつつある感じがする。
①まず、「基地があるために苦しい思いをしている→だから県外へ」という流れが適切ではない。小学生だってそんなことは言わない。「自分が嫌だから他の人へ」とか、「今まで我慢したから今度は他の地区が犠牲になって」といったたぐいことは、本来であれば大声で言えるような内容ではない。
例えば、新たな海上に造るとか、基地周辺に住んでいて困ってきた人たちに手厚い補償をして他の場所に移ってもらうという流れならわかる。元の部分そのものの解決方法を持ってこないといけない。

②「徳之島で多くの町民が基地移設を反対している→だから3人の町長(村長?)さんも官房長官と会うことを拒否」という流れもよくない。
話し合いそのものを拒否するという態度は、極論すれば「戦い」や「戦争」での解決を求めるものである。だから国会があり、国家間の問題でも話し合いが行われるのである。世界を見渡すと、自分の思った通りに行かないと話し合いもお断り!という地域で、戦争が起きているのである。町長さん達は、普通に官房長官と会って話し合いをし、「我が島への移設はお断りします。」とはっきりいえばよい。話し合いを断ることはやってはいけないことである。今回の町長さん達の行動は、その島の子ども達もよく見ていて、物事の対応の仕方を学んでしまったであろう。

この基地移設問題において、どうもみんなが熱くなりすぎて、むちゃくちゃなことが通ってしまっている。総理も、自分はおろかかもしれないと発言をしたりするなど、おかしくなっているように見える。大きな問題であればあるほど、冷静沈着に広く深く検討を行う必要がある。感情に流されてはいけない。
私は自分なりに結論を出してみた。さてみなさんが総理大臣だったら、どのような結論を出すだろうか。