雷注意報

　東北の海岸で、小学生が雷に打たれ、亡くなった。当時、雷注意報が発令中とのことだった。このお決まりのフレーズでニュースが伝えられていた。この小学生の親子は、べつに雷注意報を無視して海岸にいたのではなく、発令されていることを知らないから、その場にいたのであろう。
　雷注意報は、明日やあさっての予報が出しにくく数時間前に発令されるのであろうが、そのために、天気や最高気温と同じように前もって知られることが少ないのであろう。おそらく、多くの人は雷注意報が出たとしても、それを知ることはないだろう。
　気象衛星や雷レーダーでけっこう詳細に現在の雷発生地帯やそれがどのように移動していくかがわかるようなので、その情報を伝える手段を考えてほしい。雷は、土砂崩れや津波のように、１度に多くの人が亡くなるということはないが、雷にうたれて亡くなる人はいつもいる。津波注意報並みにテレビやラジオで発令を知らせたり、海岸やゴルフ場、広い川原など危険な所では、すぐにマイクや宣伝カーでしらせるように規則として決めてほしい。