先日の討論番組で、安倍さんが話している時に、他の議員が発言をしたら、安倍さんが、「私が話をしている時は、おとなしくしていてください。」と言っていた。普通だったら、「静かにしていてください。」とか「発言中だから黙っていてください」というところだろう。
 人格的にも能力的にも未熟な者の、精一杯の虚勢のように見えた。

 昨日のニュースに出演した時、安倍さんが司会者の質問と違うことばかり話しているので、司会者が冷静に修正しようとしたら、安倍さんが、自分の発言をさえぎられたと思い、「そう興奮しないでください。」と司会者に対して馬鹿にしたような笑いをして、質問と違う内容のことをまた延々と話し続けていた。別に興奮してもいない相手に、嘲笑しながら「そう興奮しないで!」と言うことは、「相手が興奮して自分より低い存在だ!」、「自分には余裕があり、自分はすごい人なんだ!」という錯覚を視聴者に与えることが目的である(本人は無意識であろうが)。
 反抗期の中学生や、議論が苦手な人などがよくやる、陳腐で低レベルの手法だ。

 小泉首相時代の幹事長の頃とは、すっかり変ってしまった。いや、変ったというより、化けの皮がはがれ、実力があらわになってしまったというのが適当だろう。最近、安倍さんがテレビに出ていると、チャンネルを変えてしまう。はったりや虚勢、嘲笑などばかりで、かわいそうで見ていられない。