日本のテレビでいつもニコニコしながら仕事をしているユンソナさんが、韓国のテレビに出る時は、日本に対する批判(戦争のこと)をしているそうだ。人としてよくないと思う。日本でも同じことをいい、堂々と仕事をやってほしいと思う。
 韓国や中国の「現在」の人々を見ていて思うことがある。

①昔の日本兵が慰安婦を云々という話をするが、昔の戦争は人の殺し合いで、百歩譲って日本が強制的に慰安婦として連行したとしたら、そのことと戦争による殺人とどちらの罪が重いのだろう。人をさんざん殺してきた人の扱いはどうなるのだろう。韓国や中国は、国としてどのくらいの人を殺してきたのか。悲しいことだが、昔はそういう時代だった。お互いが過去の事を持ち出して責め合っても、プラスにならないだろう。
 今の日本人は、戦争中に悪いことをした人々ではない。今の日本人が、何を反省するのだろうか(我々も残虐なことを個人的におこなった一部の兵隊はとても悪い人だと思っている)。たとえば、日本のA県のある人が、日本のB県の人を何人も殺害しても、A県の人全員が悪いとはならない。やった人が悪い。昔の「日本」が国家としてやったことが悪かったというなら、当時の国家の責任者は戦勝国が開いた裁判で死刑になった。死刑にならなかった人も、もう死んでいない。一度戦争で悪いことをおこなえば、永久に将来の日本人も加害者としてあやまり続けなければならないとしたら、何千年にもわたって世界各地で繰り返し起こってきた戦争についてはどうするのか。中国も、国内での国家による殺戮やチベットでのことは、これから永久にどうするのか。今の日本人を悪く言うことに、正当な理由をつけるのは、どうしても無理がある。

②日本は国家としてやったから、今の日本人も悪い、誤れ、今の日本人も大嫌いというが、現在の日本の人々は何が悪いのだろう。今の日本の人々が「日本」という国に現在所属しているからなのだろうか。アメリカやヨーロッパに移住して国籍が変ったら、韓国や中国の人は、その人に対する批判はやめるのだろうか。韓国の人が日本に来て日本国籍をとったら、日本人だからその人も悪くなるのか。おかしな話だ。
 中国がよく持ち出す残虐行為の写真が偽物であるとしても、戦時中はどこの国でもおこなってしまうように残虐行為をした日本兵がまったくいないとは言い切れない。しかし、日本が国として、人を殺す時は残酷に殺せと命令したとは考えにくい。一部の部隊の隊長などの命令(や黙認)だろう。やった人や隊長などはひどいと思う。生きていれば死刑になればいいと私も思うが、もう裁判で死刑になったり、寿命で生きていない。その隊長などの責任について、今の日本の人が何かしろという筋は認められない。
③「靖国に現在の総理が行ったりして、今も日本はあの戦争を肯定している。」と中国はいうが、そのように言うのはおかしい。以前靖国に行った総理がいても騒がなかった時期があるのはなぜかを、韓国と中国の国民には考えてもらいたい。それ以前に、あの戦争や、残虐行為がいいなんて思う人は総理大臣も含め今の日本にはいない。もちろん、真実に基づかない死亡者の数などについて、日本は「違う!」とはいうが、それは間違いだからであって、戦争を肯定するためではない。事実でないことを認めることは、いくら加害者だとしてもよくないことであろう。

④まじめに説明してきたが、なぜ中国人や韓国人は、日本人を嫌いなのかというと、実は簡単なことで、日本に中国国民の敵意を向かわせることで、中国の国内政策に対する中国国民の批判をかわしたり、外に敵を作ることで国民を統率したり、あるいは日本との交渉ごとで有利に出るための材料としておこうとしたりしようという、中国の意図的な国家戦略などがある。また、個人レベルでは、韓国や中国の民族性や精神文化、道徳性、マナーは、アメリカやヨーロッパ、そして現在の日本とは大きく違う。このようなことが、日本を悪く言い続ける本当の原因であろう。

 韓国や中国の国民は、自国の利益のために日本を悪く思うような教育を国から受けさせられ、ゆがんだ怒りをもちながら、たった一度しかない人生を終えていく。それも一種の犠牲者だと思う。もう、反日教育を受けてきた人は無理だろうが、自分の子どもには自分と違った人生を歩ませてほしい。そして、現在の地球上の悪くない人々と、みんな仲良く助け合ってやっていきたいものである。今の日本人は、どこの国の人とも仲良くなりたいとしか思っていないのである(もちろん、今の自分を一方的に嫌う人とは仲良くしたいとは思わないが)。