このブログで、お決まりの仕事は県職員がこれまでと同じようにやっていくので、どんなに無能な人でも知事や市長としてやっていける、と話した。極端に言えば不在でも何とかなるだろう。そのまんま知事が宮崎県にいなくても、それなりに県政や県民生活は進んでいくので、ずっと東京の放送局めぐりをしていても不都合はない。
 そんまんま知事は、自らも話しているように、自治に関しては経験が「0」の人である。もし本当に宮崎県をよりよくしていきたいと願うなら、机上の基本的な常識だけを2年間触れただけではことたりない。全国や他国の地方自治の状況と改革例を学んだり、新たな方策を打ち出したりしていくために、多くの専門家などから話を聞いたりして、時間を惜しんで学ぶ必要があろう。
 それをしないで、休日は東京で鶏肉の宣伝に明け暮れている。国民はあれを見たからといって、宮崎県の鶏肉の安全性についての認識が変わることはない。そのまんま知事の他の目的が見えてくる(単なる能力の問題か)。
 そのまんま知事は、県政の能力がない以上、宣伝マン活動を中心に支持を得ていくしかない。知事ではなく、広報担当課の職員になったほうがよかったのではないかと思うが、それではこれほどテレビ局がちやほやしてくれないのか。笑いのセンスがなく長年売れなかった芸人にとっては、笑いをとろうとしなくてもいいしテレビには出られるし、うれしくてしょうがないだろう。犯罪まがいのスキャンダルにまみれた売れない芸人が知事になれたのは、立候補者が割れたことが大きな原因である(宮崎県民の英知とは思いたくない)。しかし、あまり売れない(売れなくなった)芸人たちに、(自治の長や政治家など)1つの目指す星をかざしたことにはなったであろう。元芸人ということで支持を得ている現在、どこまで化けの皮がはがれずに続けていけるのか見ていきたい。まずは県議会であろう。