通常国会が始まった。財政や教育などについて、激論が予想されると書いていた。
 いつも不思議に思うことがある。法案は採決で決まる。与党は過半数を超えている。何のために議論を行うのだろうか。野党がたとえどんな鋭い質問や意見を出しても、いつもの通り、答弁は詭弁やすり替え、ごまかしで終わり、採決となる。野党は、たまに審議や採決の拒否をやって見せて、盛り上げる。これから行われる激論は、与野党の議員が給料をもらうために行っているショーのように見える。
 他の国もそうだし、他に方法が無いからこのような仕組みで行っているのだろうが、もっとよい立法や行政の在り方というものを、研究者に確立してもらいたい。