最近、セロとかレオンという人が、ガラスを通り抜けたり、水槽のガラスを突き抜けて中に手を入れたりする手品を見かける。あれはどこまでテレビ局がグルになっているのだろうか。
 いくつかは、カメラのアングルによってタネがばれるようなものがあり、タネが映らないようにカメラマンも手品師に協力している。いわば、手品師とテレビ局が一緒になって作り上げているパフォーマンスである。部分的に録画されたものを後でつなぎ合わせて、瞬時に変わったようにみせるような手助けもテレビ局でやっているのだろうか。
 テレビ局が協力して行っている手品だったら、後の編集処理や画像処理でどんなマジックでも可能であろう。テレビ局はどこまで協力しているか、はっきりしてからマジックを行うようにしてもらわないと、おもしろくない。