民主党幹部がテレビに出るたびに、司会者などから「自民党は国民から支持されていないのに、どうして民主党は政権を取れないんですか。」と質問される。それに対し民主党の幹部は、「もっとわかりやすく民主党の政策を国民に訴えていく必要がある。」といったようなことを言っている。
 私は、民主党がいい政策をわかりやすくいくら訴えても、国民は自民党に投票すると思う。それは、民主党の議員がいろいろな細かな事件を起こしたり、党内での協力体制ができていなかったりするということもあると思うが、犯罪まがいのことやめちゃくちゃなことをやる政治家、無能な政治家は、自民党にもたくさんいる。党はどうでも、官僚たちがきちんとやるから大きな心配はない。では、なぜ国民が民主党に投票しないかと言うと、民主党の訴えが足りないのではなく、変化を嫌う保守的な日本の国民性によるものだと思う。変化を恐れたり、しがらみを第一に考えたりして、今のままが落ち着いて安心だという、進歩や改革を果敢に望まない日本人の体質だと思う。だから、民主党がいくら何を言おうと関係ない。民主党の言動によるものではないから、民主党自身はどうしようもできないことだと思う。アメリカなどの他国から、「2大政党にしなさい」と言われない限り、日本が自分自身で2大政党にすることは(真剣に考えることは)、数十年ないだろう。