安倍氏

　日を追うごとに、安倍氏の能力が目に見える形で現れてきている。いつまでも隠し通せるものではない。
　塩崎官房長官の言うことは、いつも「え～」と思うことばかりだが、今回も政府税調の本間会長の辞任について「一身上の都合と言うことなので、安倍氏の任命責任はない」と言っていた。一身上の都合と言うのは、われわれの税金を汚いことに使っていた本間氏の悪質な人間性、非常識さよるもので、全く関係のない健康上の理由などではない。そういう人物を起用した安倍氏の責任は免れない。監督責任も生じてくる。
　前日まで安倍氏は、本間氏はやめる必要はないといっていた。安倍氏は、先見性、国民の意識との大きな差、リーダーシップの低さを露呈し、総理という職の権威をおとしめた。私は安倍氏の就任前からこのブログで繰り返し言っているが、彼は人気だけで総理になった人なので、できるだけ早く本物の総理の誕生を願っている。そして、教育基本法や憲法の改正などはいいから（いじめによる自殺者が増えたり教師の質が低下したりしているのは基本法と関係ない）、少子化対策、年金、高齢化問題、中高年の就職問題、福祉など、緊急を要することに取り組んでもらいたい。