平日のある晴れた午前中、あるところを車で走っていたら、風に乗って大砲の「ドーン」という音が何度も聞こえてきた。近くの自衛隊の演習場からである。大砲でも撃っていないと、やることがないんだろうなあと感じた。のどかな日差しを見ていると、人を殺す練習を、私達の血税で今の時代に行っているなんて信じられなくなってくる。
大砲の玉代を社会の改善や福祉に回したらどんなにいいだろうかと思うが、潜水艦で領土に入ってきたり、本州上空を他国のミサイルが横切ったりと、現実には軍事力で脅威を与えてくる国が今の時代にでも実際にある。それであれば、自国を守るためにやはり自衛隊は必要だ。
拉致にしても、軍備縮小にしても、領土問題にしても、話し合いによって解決する(それぞれの国が譲る)ことは考えられない。つまり、国対国の重要問題は話し合いで解決することはできず(核などの軍事力の脅しで相手国に有無を言わせず交渉が成立することはあるが)、最後は問題の先送りか軍事力の対決になるのだろう。そうであれば、拘束力のある全世界の裁判所をつくり、そこで「正当に」判断をして、どの国もそれに従っていくのが一番いい方法であると思う(最高裁まで)。それで負ければ仕方がないであろう。しかし、どの国の人を裁判官にするかに問題が残って、それも難しいのかもしれない。
日本の子どもの世界からだけいじめを根絶することなんてできるのだろうか、万が一教育によって他人にまったく不快感を与えないような人間に強制的にできたとしても、それは外交上、あるいは経済上、日本にとって大きく国益を損ねることにならないだろうかという嫌な心配もしてしまうのである。
大砲の玉代を社会の改善や福祉に回したらどんなにいいだろうかと思うが、潜水艦で領土に入ってきたり、本州上空を他国のミサイルが横切ったりと、現実には軍事力で脅威を与えてくる国が今の時代にでも実際にある。それであれば、自国を守るためにやはり自衛隊は必要だ。
拉致にしても、軍備縮小にしても、領土問題にしても、話し合いによって解決する(それぞれの国が譲る)ことは考えられない。つまり、国対国の重要問題は話し合いで解決することはできず(核などの軍事力の脅しで相手国に有無を言わせず交渉が成立することはあるが)、最後は問題の先送りか軍事力の対決になるのだろう。そうであれば、拘束力のある全世界の裁判所をつくり、そこで「正当に」判断をして、どの国もそれに従っていくのが一番いい方法であると思う(最高裁まで)。それで負ければ仕方がないであろう。しかし、どの国の人を裁判官にするかに問題が残って、それも難しいのかもしれない。
日本の子どもの世界からだけいじめを根絶することなんてできるのだろうか、万が一教育によって他人にまったく不快感を与えないような人間に強制的にできたとしても、それは外交上、あるいは経済上、日本にとって大きく国益を損ねることにならないだろうかという嫌な心配もしてしまうのである。