校長の遺言から学ぶ

　履修問題で保護者への説明会後に自殺した校長の遺書が公開された。今度は自殺したことについての保護者説明会を、あさって行うとのことだ。父母への説明会は、もういい。父母達の意識や目的は、違う所にあるのだから。がんばって非難しようと気合を入れて説明会に来ている人たちと、どんな建設的な話し合いができるというのだろうか。
　繰り返し言うが、一刻も早く親の義務教育化を望む。週１日は子どもが家にいて家事をしたり地域で集団ボランティアを行ったりし、親は学校に行って親教育を受ける（話し合いや講義ではなく、指導・教育。文部科学省が基準を設定し、評価もつける）ようにすれば、教育効果が非常に上がると思う。
　親としてどのように子どもを教育すればいいのか、どのように学校と協力してやっていくのが子どものためになるのか、１度もきちんと教わったことのない親達が子育てをやっているのである。どこからも教わらなければ、親たちは自分の思いを基に手探りでやるしかなく、親にしてみれば気の毒であるし、子どもや教員、学校にしてみれば迷惑である。
　私は説明責任というものを非常に重要と思っているが、あさっての説明会はもういい。