教育委員会は、「子どもに罪はない」との理由で、救済策を検討している最中だ。当事者が他人事みたいに何を言っているのだろうかと思う。まず単位偽装を行っていた学校教員、黙認していた教育委員会は責任を取って処分を受け、新しく配置された人々で対策を検討していくのが筋ではないだろうか。偽装を行っていた教育委員会や教員たちはこのまま無罪放免なのだろうか。
もうひとつ、高校3年生の子ども達に罪はないというのはわかるし、感情的にも何とかしてやりたいとも思うが、ルールや決まり、規則や法律にのっとって処理するという不特定多数で構成されている社会の原則を、被害者の人数によって無視することはよくない。教育委員会も学校も子ども達も、今回の発覚はある程度目をつぶってくれという願いがあり、おそらく結果もそうなるであろう(当事者たちが対処しているので)。
向井亜紀さんの代理出産が話題になっている。個人的には、それぞれいろいろな事情があるので、道徳的に反していなければ代理出産はよいと思っている。しかし社会は、ルール、規則によって動いているのである。これを無視すると何でもありになってしまい、価値観や感情の異なるもの同士の泥沼の争いにしかならない。市役所が高裁に上告したことは感情的にはひどいと思うが、今の法律上親として認められないとなっている以上、上告には賛成である。最高裁は憲法解釈を示し、ぜひ向井さんには勝ってほしい。
もうひとつ、高校3年生の子ども達に罪はないというのはわかるし、感情的にも何とかしてやりたいとも思うが、ルールや決まり、規則や法律にのっとって処理するという不特定多数で構成されている社会の原則を、被害者の人数によって無視することはよくない。教育委員会も学校も子ども達も、今回の発覚はある程度目をつぶってくれという願いがあり、おそらく結果もそうなるであろう(当事者たちが対処しているので)。
向井亜紀さんの代理出産が話題になっている。個人的には、それぞれいろいろな事情があるので、道徳的に反していなければ代理出産はよいと思っている。しかし社会は、ルール、規則によって動いているのである。これを無視すると何でもありになってしまい、価値観や感情の異なるもの同士の泥沼の争いにしかならない。市役所が高裁に上告したことは感情的にはひどいと思うが、今の法律上親として認められないとなっている以上、上告には賛成である。最高裁は憲法解釈を示し、ぜひ向井さんには勝ってほしい。