橋本龍太郎氏が亡くなり、中田英寿が現役を引退した。この2人のファンは別として、一般的国民の2人への印象は、不誠実でごう慢であるといったところだろう。
 マスコミがしつこかったり、礼儀を欠いた取材をされたりしたせいか、マスコミはもう相手にしないという決意が両者から感じられた。
 しかし、2人は政治家でありプロスポーツ選手である。意見や感想などを聞かれ、それを知りたい人々に伝えることも含めての身分であり給料であるし、実際自分にとって都合のよい場合にはマスコミを利用して名前を売って自分のプラスにしてきたはずだ。市民は一人一人直接本人に聞くことが出来ないからマスコミ(取材者)を通じて知るわけで、マスコミは単なる媒介にしかすぎない。つまり、マスコミは市民である。マスコミに怒って、市民は好きというのは矛盾している。しかし、実際そのような状況であった。
 取材関係者は、最低限のマナーを守り、あまり意思を持ちすぎたり勘違いをしてえらそうな態度をとったりすることなく取材をし、政治家やプロスポーツ選手、芸能人たちは、なぜ自分の給料が異常に高いかや立場を考えて、誠実に仕事(対応)をしてもらいたいと思う(政治家や芸能人は、「給料が高いのは人より努力しているから」というかも知れないが、一般市民は比較にならないほど死に物狂いで仕事をしていて、本当に亡くなってしまう人もたくさんいるのである)。