大学を卒業し、そのまま大学院博士課程(教育系)に進学した若い人が、修了後、ある教員養成系の大学の講師として、教師論等の講義をしている。自分だけの力で、たった1時間の授業、たった1時間の生徒指導もしたことがない若者が、教師論の講義をしている。こんなことが許されるのだろうか。大学教員の採用における論文第一主義の考えが、すべての学問に当てはまるとは思えない。