4月から、2人の小学校教員が自ら命を絶った。新聞には載らないが、実際は多くの教員が入院し、過労死をし、自殺をしているのであろう。
 あれがほしい、あの人をこうしたい、明日はこうなればいい、などという思いを達成させることは難しい。しかし、自分の気持ちというのは、1円も必要なく、0.1秒で変えることも不可能なことではない。それができないという人は、セルフコントロールの訓練ができていなかったり、意思が弱かったり、責任感が強すぎたりするのであろう。
 あなたはいったい子どもをどのように変えてやろうとたくらんでいるのだろうか。あなたは子どもより優れているのだろうか。あなた自身、本当の楽しさとふざけをはき違えて子ども達を一生懸命にあおって大騒ぎさせてはいないだろうか。
 子ども達が騒がしくて言うことを聞かないなら、あなた自身がまず落ち着いて、子どもの心にゆっくり言葉を刻み込むように敬語を使って誠実に真剣に話してみましょう。そして一緒に遊びましょう(低学年であればあるほど)。
「子どもに言うことを聞かせるためには、一緒に遊ぶか、いい授業をすることだ。」
 あなたは小学生の頃のことをいちいち覚えているだろうか。特別のことしか記憶にないであろう。あなたが命を削って一生懸命やっている日々のことなんて、子ども達はどうせ覚えていない(塵も積もって山となるのだが)。あまり気張らず、必死にならず、8割の力で軽やかにいきましょう。
「10割の力は、教師も子どもも疲れる。」
「自分が楽しい時、最高の力が発揮されている。」
「くよくよすると、早死にするぞ!」
 仕事が一番なんて間違いである。自分の人生や家族が一番である。