アインシュタイン以来の天才物理学者といわれる人の本を読んだ。その本によると、太陽系などがある私達が住んでいるこの宇宙以外にも、目に見えない広大な宇宙が無数にあって、その宇宙同士はトンネルのようなものでつながっているというのである。イメージで言うと、ひとつの宇宙が風船のようにあり、(形は不明だが)、それがいくつも浮かんでいて、お互い管でつながっているような感じである。そのトンネルの入口も目に見えないが、至る所にあるということだ。すごい発想である。空想にしても凡人には考えつかないことである。しかし、例えばブラックホールは実際に宇宙にあって、星が吸い込まれて消えている。物体が消えてどこにもなくなるということはないから、消えて見えなくなった星は、どこかには行くのだろう。ブラックホールも目に見えない宇宙への入口で、他の宇宙とつながっていると考えると、納得もできる。
 以前、ある先生が子ども達をカメラで撮ったら、ある子どもの足だけが消えていたことがあった。現実主義者の私は、まだ発見されていない科学的な現象だろう(それはまだ何十、何百とあるだろう。ここ数十年で明らかになったことだけが全てと思うのはおかしいことである。未解明なものを人は幽霊とか心霊現象、UFOなどと呼んだりもしているのだろう。)と思っていたが、もしかしたら、その足のところに他の宇宙への入口があったのかもしれない。そして、他の宇宙で人が写真を撮ったら、その足だけが写っていて、こちらと同じように「心霊写真だ~。」とさわいでいるかもしれない。
 この宇宙がたくさんあるという説が本当かどうか、早く学者の方に確かめてほしいものである。