中国と韓国は、日本に謝罪の具体的な行動を求めてきた。我々が言ったように日本が行動しないと、仲良くできないということらしい。あそこまで強硬に要求している以上、もはやひくことはできないだろう。つまり、今後どんな民間レベルの交流をしようと、何度話し合いを重ねようと、日本が中国と韓国の言われたとおりに行動していかない限り、国家間の根本的な解決はないということであろう。日本はばかにされ、経済面でいいように利用されて終わりのような感じがする。
 私は、世界の最高裁判所のようなもの(今もあるが法的拘束力のあるもの)をつくり、そこで国家間の様々な問題を判断していくようになればいいと思っている。法的、道徳的に正当で客観的な判断(国連とは違い、多数決や根回しなどが一切通らない、完全に独立した国際裁判所の判断)であれば、日本は北方領土であろうと竹島であろうと、教科書問題であろうと、靖国参拝であろうと、拉致問題であろうと、判決通りにしてもよいと思う。いつまでも結論がでないまま当事者間の話し合いを続けているよりはよいと思う。
 しかし、その裁判官を決めたり、独立性を確保することができないのであろうし、客観的な判断では困る国は、そのような裁判所に反対するであろう。やはり、早く全世界が真の意味での民主国家になることを願うしかないのかもしれない。