郵政民営化6法案が否決された。参議院で反対票を投じた多くの議員は、民営化には賛成だが小泉総理や自民党執行部の手法に賛成できなかったと言っている。
 自らを良識の府と言っておきながら、あの人のやり方は気にいらないよ、気を配ってくれないから反対だよ、などと言動はまるでわがままな子どもである。法律が国民の生活に左右するのだから、もし郵政民営化法案が国民生活のためにプラスになるのだったら賛成してほしかった。
 どこの世界にでも様々な人がいるのだから、どのような手法や誘いがあろうともそれが違法でない限りまったく気にする必要はなく、本来の目的である法律案の中身のみで判断を下してほしかった。
 参議院議員は、影の部分に勝手に翻弄され、自ら判断を誤った。