我が子と学校の先生との相性は
親はとても気になりますよね。
でも、
親がいいと思う先生と
子どもが好きな先生は
必ずしも一致しないと思います。
い～ちゃんは、特に大人を
そして、周りの友達の表情の変化に
敏感でした。
い～ちゃんは、
3年生の担任の先生が嫌いでした。
「なんで？」
「○○先生、私が話している時、ふっと目をそらすんだよ。
聞きたくないのかなって
思って
話したくなくなるんだ・・」
確かに、私が話していても
会話中に目をそらすというか
目線を外すことがありました。
これ、ものすごく不快な印象を
受けたんです。子どもなら、
不安になるでしょうね。
先生は、
悪気があってそうしているわけでなく
多分、癖なんだろうと思いましたが
人って、一生懸命話している時
目をそらされると、
「あ、この人私の話に興味ないのね」
そう、思いますよね。
子どもは、とても敏感ですから
こういう些細なことから、
大人への信頼が崩れていきます。
そして、警戒します。
い～ちゃんも、他人の顔の表情を見て
自分の中で壁を作っていました。
そんな、い～ちゃんですが
小学校4年生の担任の先生のことは
好きだったようです。
どうも、若くて元気がいい先生は
い～ちゃん、苦手なようで
優しくて、
寄り添ってくれるような人が
安心するようでした。
い～ちゃんの学年は
元気があって、まあ落ち着きがない
ざわざわした感じの学年で
先生たちが手を焼く学年でした。
だから、い～ちゃんの
ちょっとかわっている様子も
目立たなかったのかもしれません。
何がうまくいかなかったのか
わかりませんが、4年生の担任の
女の先生が、ある日
長期休暇に入ってしまいました。
ベテランの先生で優しい先生でした。
い～ちゃんは、好きだったみたいですが
ある日
「今日、先生がね放課後教室で校庭の方見ながら
ぼーっと立ってた
先生大丈夫かな・・・
心配だな」
そう言いました。びっくりしました。
この子は、そんな人の様子を見て
人の心を見ているのかと・・・
そして、優しい子なんだなと・・・
残念ながら
い～ちゃんの心配は的中して
その後、先生は長いお休みに・・
そのあと、退職されたとか・・
何度が、先生に手紙を出していました。
そのたびに、先生からの
優しいお返事に
嬉しそうない～ちゃんでした。
5，6年の時の先生はベテランでしたが
ちょっと、元気で大きな声で
話しかけてくるので
い～ちゃんは苦手でしたね。
先生は、一生懸命い～ちゃんのこと
見てくれましたが、一度嫌！
と思うと・・・・・・ダメでした。
朝、遅れて学校に送っていって
なかなか中に入れない、い～ちゃんを
担任の先生が迎えにくると
逃げ帰ってきます。
養護クラスの先生が
い～ちゃんに気付いて
声をかけてくれると、
割と素直についていきます。
養護クラスには、よく行っていて
先生とも顔見知りだったので。
難しいな・・・・
日々、元気に学校に
行ってくれることだけ
一番に思っていましたが
担任の先生が
嫌だと思うと学校にも
行きづらくなります。
私一人ではどうにもならない。
いろんな人に助けてもらいながら
いかないと、私もこの子もきっと
いい方向にはいかないんだろうな・・・
当時、多動性症候群がしきりに話題になりだした頃で
「多動性の子は落ち着きがなくじっとしていられない」
と、認識されていて
先生たちも、どう扱っていいか
手探りな状態でした。
そんな時期だったので
先生に、い～ちゃんのこと
きちんと相談できませんでした。
だから、私自身先生に対して
だいぶ壁を作っていました。
今は、もっと色々と
相談しても良かったのでは？
と思いますが、当時の私は
い～ちゃんと向き合うことに必死で
余裕がありませんでしたから。
担任の先生も人間ですから
相性が合わない人だっています。
だから、子どもが
不安になっていないか
気にかけてあげることは
大事でしょうね。
「お母さんはわかってくれてる！」
と思えれば、子どもは安心して
色々話してくるはずですから。
あの、不安そうな顔で
私を見つめる泣きそうな顔は
私の心に一生残っています。
今も、一人暮らしで気が張って
しんどい時はあるようで・・・・
できれば、肩の力を抜いて
生きていってほしいんですが
どっかで、
自分を追い込んでしまうところが
あってまだまだ、心配ばかりです。
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図鑑がい～ちゃんは好きでした。
ちょっと、男の子みたいなんですかね。
小学校のころは、いつも抱えて
遊んでいました。
知らないことがいっぱい書いてあって
宝物だったみたいです。