い~ちゃんが、
多動性症候群と診断されたのは
小学校の3年生の時です。
そのころ、
赤ちゃんじゃないけど
夜になると、ちょっとしたことで
癇癪を起して泣き出して・・
ず~っと泣いてました。
大きな声で・・・
毎日でしたから、私も困ってしまい
ましてや、い~ちゃん本人が
泣いてクタクタになって
寝付く・・・の繰り返しだったので
朝、なかなか起きられなくて
登校班に間に合わなかったり
学校に行けなかったり・・
当時、学校に
カウンセリングの先生が月に2,3回
来てくれて話を聞いてくれる
スクールカウンセラーが始まった年でもありました。
私は、
カウンセリングの先生に
い~ちゃんの話をして
そこで初めて「多動性症候群」という
病気のことを知りました。
「その可能性があるかもしれません。」
「大学病院に多動性症候群の専門の先生が
いらっしゃるので行ってみますか?」
私は、
自分が悪くてこんなに癇癪を起して
ないたり、学校に行けなかったりするのかと
思っていたので、
自分が悪かったわけでないかもしれないと
少し、ほっとしたことを今でも覚えています。
じゅあ、い~ちゃんの
多動性症候群はいきなり発症したのか?
いえ、
今思えば、他の子たちとは
ちょっと違っていたと思います。
幼児の頃のい~ちゃんは
とにかく、ちょろちょろと
落ち着きのない子でした。
先日もお話しましたが
夜泣きがすごいのも
癇(カン)が強い子なんだと思ってました。
幼児期のい~ちゃんの特徴
・宵っ張りの朝寝坊
・興味のあるものがあると確認しにいく
(じっとしていない)
・食事中、一口食べては走り回る
・お友達と一緒に遊ぶのが苦手
・一人遊びが多い
・歌が好き
・高いところに登りたがる
・睡眠時間が短い
性格も勿論ありますが
お友達の女の子と仲良く遊ぶ・・
と言う光景は、あまりなく
滑り台や、ブランコ、鉄棒が好きで
お砂場遊びも一人で黙々として
木登りが好きでした。
興味があることは
どんどんするのですが
やっぱり、女の子特有の
付き合い方が苦手なようでした。
小さい時は気になりませんでしたが
やっぱり、ちょっと変わっていたのかも
しれませんね。
成長する過程のなかで
い~ちゃんなりに必死に対応しようと
していたんだと思いますが
私自身、どうしたらいいか
わからなくて、泣いたり怒ったり・・・
い~ちゃんの先生に
「多動性症候群は個性の一つだから」
と言われてほっとしました。
中学に入学するころ、
い~ちゃんは
アスペルガーと診断されましたが
私は、い~ちゃんとの付き合い方の
ヒントだったり、薬でちょっとだけ
彼女の気持ちを楽にできたと思っています。
今では、多動性症候群も、アスペルガーも
思い切ってカミングアウトしてくれた人や
本が出版されて、だいぶ見方もかわりましたよね。
でも、15年ほど前の頃
い~ちゃんが「多動性症候群」と
わかった時には、まだまだ偏見や
誤解が多かったので、正直
苦しかったり、悔しかったりしたことが
多かったです。
でも、見守ってくれる人
助けてくれる人とも、巡り合えることができて
い~ちゃんのお陰で
いっぱい悩んで泣いたけど
今では、いい経験たっだと思います。
アスペルガーのい~ちゃんとの
泣いたり、笑ったりした思い出を
これから、少しずつお話していきますね。
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