昨日は後場から外出していましたが・・ちょっと想像できませんでした。


引けなりで10ピッチは抜けていたと思ったんですが・・とんでもない陰線で終っていました。恐ろしい・・


昨日は多くの方にあいさつ回りをしたのですが、、特にショックだったのがおいらの前職の師匠の一人で、このブログにもたびたび出ている金融系ではない事業会社のシンクタンクの某部長の話によると・・


これはあくまでも、彼の分析によるものですけどね・・


今年中に12000円は軽く切るだろうとのご意見でした。


物凄い、自信に溢れていて日経平均のベアハンドを1億くらい買っているらしく・・とにかく今年は下げに下げ捲くると予想していました。理由はたくさん言っていたので全部ちょっと書けないのでまた改めますが、おもだったところでいうと


1)サブプライムとプライムの余波の実経済に与えるインパクト。

住宅価格の高騰期に顕著であったローンの借り増しによる消費170兆円が消える。アメリカGDP1500兆円の10%以上のインパクトはでかい。また、サブプライムとプライムのローン貸し出し総額は約500兆円、そのうち200兆円今年中に損切りされる可能性高く、更なるドル安を招くであろう。


2)利下げが効かない。貸出金利が常に先に織り込むこと、日本版の貸し渋りがアメリカでも起こり、思ったように利下げが効かない


3)新興国が世界の経済をカバーするという幻想

新興国はアメリカやヨーロッパへの輸出で成り立っている。アメリカがこけたら終り。しかも新興国の筆頭である中国であってもGDPは日本の半分。新興国の内需は所詮あてに出来ない。特に中国はアメリカへの輸出頼みで得た資金で、不動産のババ抜き大会の最終コーナーを回り始めている。中国のバブル崩壊は想像を超えるインパクトがある。


4)グローバル経済のケツを拭く中東

オイルマネーで湧く中東であるが、世界経済のリセッションの損をオイルマネーがカバーすることになり、結局中東がグローバル経済のツケという名の尻拭いで無駄金を出し続ける構造がしばらく続く。そして原油の高騰はホットマネーの気まぐれによって終焉する。


5)ドル90円、ユーロ130円。円売りは最後のチャンスがやってくる。ただし、ドルは常に安い状態になる可能性高い。ドルというよりドブドブのドブ。

日経平均は急激な円高により収益悪化。下方修正のオンパレードでEPSが急激に低下し、株価はあっさり12000円を割る。


ちょっと眠いので、、うろ覚えながら書いていますが、今思い出しても寒気のするような話でした。


とにかく、今までの経済とはまったく違うグローバル経済なので、今までの通常期をベースとしたテクニカル分析は通用しない。年末での上昇はありえないと自信たっぷりに話していました。



まあ、話半分程度で・・ね。どんな状況になっても驚かないポジショニングで行きたいと思います。