NHKが放送しているプロフェッショナル 仕事の流儀


これ大好きな番組なんですがプロジェクトXと違うのが、まだまだ現役のプロ、

生ける伝説的なプロフェッショナルを様々な業界、職業から紹介し

仕事の流儀(プロフェッショナリティ)を聞いていく番組。


特にこの人は凄いなと一押しなのがカーデザイナー奥山氏。

日本人なのにイタリアのフェラーリをデザインし最高の評価を得たカーデザイン界の化け物。


カーデザイナー奥山

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060706/index.html


このサイトには載っていなかったけど、なるほどと思わせる発言がたくさんあった。


・自分は生簀の中のナマズ。生簀の中に魚を入れると次第に生きが悪くなる。生簀の中にナマズをいれると

 生簀の中に緊張感が走り他の魚の生きが良くなる。自分は生簀の中のナマズ。


・アメリカGM時代は日本車バッシングの時代で日本人が道を歩いているだけで襲われることもあり職場でも理不尽な差別を受けることも。同僚であるアメリカ人に勝つには同じレベルのもでなく、圧倒的に優位なデザインを書くしかなかった。ハンディキャップがあるということは、逆に言えば他の人に無いものを持っているということだから、不利ではなく有利。


・引くことの美学。足すことで美しさを出すのではなく、余分なものを省いていくことでいいものを作り出すという考え方。これはアメリカ人には難しいが日本人には理解できる思想。


・機能美。機能の裏づけ、機能の追及の先に本当の美しさがある。


・議論することの大事さ。しかし、相手の人格を否定したり、本当に傷つけてしまわないで、ギリギリのレベルで本気で議論することが大事。


・イタリアでフェラーリを作った時、職場では全員、英語ではなくイタリア語で。イタリア人よりもイタリア人らしいデザインをするには、食べ物も言葉も全てイタリアのもので。その国の文化を体で吸収することがとても大事。


また、再放送があれば是非見てください。プロの流儀って本当に勉強になります。



その他、お勧めのプロフェショナル


星野リゾート

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060110/index.html


弁護士 宇都宮

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060207/index.html


ローソン 

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061019/index.html