最近はやりの外為FX。私も少し手がけていますが、日経先物と同様、レバレッジも効き大変有効な金融商品だと思います。私の投資スタンスとしては、為替にはアクティブに売買できないため、レバレッジを3倍~5倍程度を上限にスワップ(金利)狙いで買ったらほったらかしにするスタンスです。

そうなると、どの通貨を買うのかがポイントになるわけですが、長い目で見ると世界は原料高によるインフレが台頭するのではないかと考えています。また、アメリカの財政赤字及び、ロシア、中東の外貨準備をドルからユーロにシフトしつつあるという動き。これらを考えると、原料(ハードコモディティ)生産国やドルのヘッジ先を買うという発想から、ユーロ、豪ドル、ドル、カナダドルこの4つを組み合わせて買うようにしています。


最近のトピックスではフーチンタオ(コキントウ)氏が中東に巨額資金を注入しようとする動きがあります。これはまさに、ドルやユーロに対抗し世界の基軸通貨を目指した第一歩なのかもしれません。
現在、中国のGDPは日本の3分の1ですが、10年後には為替が今の倍になるでしょうし、年率10%前後の成長率ですから、ちょうどその頃(10年後)にはダウントレンドの日本は中国に抜かれるのでは無いでしょうか?


10年以上の先、中国元が今の数倍の力を持つとしたら。輸入国日本は食料やその他商品全てが原料高によって値段が高騰してしまうのでは。会社は価格に原料高を転嫁するのも限界があり人件費を上げられない。すると給料が上がらないのに物が高くて買えないという時代がくるのかもしれません。実際、今でも魚やチーズなどが上海の方が高く需要がり売れるため、高騰しつつあります。円高は日銀が円を刷ればいくらでも抑えられるので問題はないのですが、円安は外貨を持っていないと対応できないため限界があります。


数年後の日本を最悪のシナリオで考えたとき、外貨を資産に組み入れていくという行為は非常に大事なのではないでしょうか。