皆さん、こんにちは。
イベントに関してはいつもサプライズを狙う私なので、英国の国民投票でも
開票中は「ひょっとして」と”ポン円売り”を狙っていたのですが、振れ幅と
雑音が大きくて・・・結局少ししか取れませんでした。
・・・うーん、残念・・・というか俺下手くそすぎ(*.*)
まあ、もっとも出口調査といい、賭け屋のオッズといい、「まあ、残留だろう」
という気持ちが大きかったことも否めませんが・・・
今回はこの件に関して面白いと思った2つの記事を紹介します。
ひとつはファイナンシャル・タイムズ(FT紙)の論説を日本語にして日経新聞に
掲載されていたものです。(ちなみに日経新聞は昨年FT紙を買収しています)
もうひとつは日経新聞の論説です。
【そして両記事とも、国民投票直後の記事です】・・ので、ジョンソン前ロンドン市長
(離脱派を率いたリーダー)が、まさか首相レースに出馬しないとは夢にも思って
いない段階での記事です。
実際先日、ジョンソン氏が「首相レースに出馬しない」と記者会見で宣言した時の
様子を、ワールドビジネスサテライトは「場内が凍りついた」と報じていました(笑)
まずは記事全文です・・・まあ長いので興味のある人だけどうぞ!!
(注目部分はこの後、拡大して赤線付きで紹介します)
↓
そして、記事の肝ですが、最初の記事で笑ったのがここ!!
↓
まさにこんな光景が世界中で注目されている舞台で起きていたわけですね。
論説の題名が・・・
「離脱派に統治を委ねよ」
・・・とあるわけですが・・当のジョンソン氏は現在既に腰が超引けた状態です(^^;)
こんなこと言うと怒られるわけですが、日本の選挙でも「共産党」や「幸●の科学」
などは、政権与党になる可能性が極めて低いわけですから、「好き勝手に魅力的な公約」
をいくらでも口にできるわけです・・・でも仮に天地がひっくり返って多数の票を
獲得してしまったら、彼らはどうするのでしょうか?いや、どうなるのでしょうか?
前例はありますね。「嘘つきは民主党の始まり」などという言葉が流行ったあの時でした。
(確かにあの時の自民党は堕落していて、お灸をすえる意味もあって民主党に入れた方も
多かったと思う、自分もそうでした。)
・・・ですが、結果は皆さんご存じの通り。殆どの公約が実現されることなく終わりました。
ガソリン税などは真逆で廃止どころか「暫定」が「恒久」に変わる始末。それを主導したのは
小沢さんだということも良く覚えています・・・・あかん、話が逸れてきた。
英国の離脱派も、離脱決定直後から公約を「言ってない」とか「出来ない」とか、
既に「全力で防衛体制」に入っています(笑)
・・では、では、では・・・・ジョンソン氏が一方的に悪いのか?
・・ということですが、ことはそう簡単ではないようです。
「賭けと誤算 勝者も凍る」と題名にある記事の注目部分はこちら。
↓
*
最初に賭けに出たのはキャメロン首相だったようですね。この記事を良くとよくわかります。
・・・そしてこの記事のイケてる部分はここ
「ラッキー・デイブ」(キャメロン首相のこと)は最後の大勝負で身ぐるみはがれた。
・・・うーん、トレーダーとしては「身ぐるみはがれた」という言葉にグッと来ちゃうなあ。
つまり、二人のギャンブラーにイギリス国民のみならず、世界中が振り回された
・・・というオチなわけでしょうか・・トホホ
Silver.B(青山 竜也)
・株式会社アオヤマ・インベスターズ・パートナー 代表取締役
・投資助言代理業 東海財務局長(金商)第153号
・ABホテル株式会社 社外取締役
・安城ロータリークラブ 理事
『上司からの命令を進んで何でも聞きましょう。そうでないと将来貴方が
上司になった時に、命令される側の部下の気持ちがわからないからです』
By Silver.B