私をスカウト?してくれた事業所の下見に県外へドライブ。かつて都落ちの気分で県の奥地に見学に行った高校生の頃を思い出しながら、なんと40年目にしてやっと都会、県外に向かう。行ったことのない地域。その地域は確かに人が住んで生活の営みがあることを感じる。
曼珠沙華も金色に輝く稲穂の田んぼもなく、雑多な地域。それでも高校生の時感じた不安ではなく、期待の方が大きかった。
元の住んでた小さな川がどんどん大きな川になって悠久の海に続いてるんだと感じる。そんな大きな川の横を通って県外に出る。複数の白鷺が舞っている。
行ってみたいと、思ってる。各地にある事業所巡りをした後、昔家族で拡がる夜景に喜んだ山を超えて帰路に向かう。ちょうど山頂付近に照子と父親のお墓がある。お彼岸の墓参りする。お彼岸のお墓参りは初めてかもしれない。
お父さん、照子。
思い出すのは子どもの頃のことばかり。
思い出は今を越せないというのにね。
だから今が大事なのにね。
照子、あなたに出会うためにまた私、新しい世界に旅立つよ。