和子母の手確かに和子母はここに存在している。うとうと寝てばっかりでも、忘れてばかりでも。同じ話しかしなくても。私を娘とわかってるし、「これ、なあに?」と、言いながらご飯食べるし、甘いもの好きで何とか探してるし。すぐ食べるし。もうBSテレビも好きだった相棒も見ようとしないけど。それでも会話はできる。ふくよかな和子母はふくよかな手をしている。