225411さんのブログ
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どれもこれも、私(3)

彼らとプールで出会ってからどれくらい経っただろうか。私の自宅にマービンから電話がかかってきた。電話に出たのは私の母で、「何かよくわからないけど、外人から電話だよ。あんたの名前言ってるからあんたに電話でしょ。」と少し慌てた口調で私に言ってきた。私はマービンだと察したけど、恐る恐る電話にでた。「ハロー!?」私がそう言うと、彼はゆっくりと私が理解しやすいように話しだした。「ハイ!元気?何やってるの?君から電話来るの待ってたんだけど、ちっともくれないんだもん。」と至って普通の会話をした。「今週末に広尾にある米軍の宿泊施設に友達と行くんだけど、君ま来ない?」そう彼に誘われた。私はちょっと戸惑った。だって、誘われた場所がホテルだったから。少し考えて私はOKした。なぜなら、好奇心の方が勝ったから。約束の時間と場所を決めて電話を切った。電話を切った後、母親に根掘り葉掘り聞かれたけど、別に嘘つく理由もなかったからいきさつを話した。母親は怒る事はなかったけど、凄~く心配していた。そのデートの当日が来た。私の自宅の最寄駅か日比谷線で一本だからとても楽。健全に昼間の待ち合わせ。駅での待ち合わせで私は時間より少し早く着いた。私は広尾に来るのは初めてだった。ドキドキしていた。町にも待ち合わせにも。そこに彼が来た。すぐに私は分かった。なぜって、色が違うから。周りと色が違わない私にも彼はすぐに気がついた。お互いに何と無くぎこちない笑顔で再会した。私達はそのホテルへと歩いた。言い知れぬドキドキとワクワクと気恥ずかしい思いを胸に。

どれもこれも、私

彼らは横須賀基地で働く米軍のNAVYだった。その時は不思議に思わなかったけど、暫くして、何故横須賀からわざわざ豊島園に来たんだろうと思った。それも男3人で。ガールハントが目的なら、横須賀のドブ板でも六本木でも良かったんじゃないかな。この理由は後で判明する事になる。私の勝手な想像だったが、私は黒人はプールや海が嫌いだと思いこんでいた。それに日焼けもしないと思っていた。私達はプールサイドでただ話しをした。ケイコは気になる男の子に注意を払いながら話しをしていた。私は名前をマービンという9歳年上の彼と話しをした。私達は30分ほど話しをした。その場をお開きにした記憶は曖昧だが、彼が私の連絡先を聞いたらきた。私達はお互いの連絡先を交換した。と言っても、今のように携帯電話の番号やメルアドを交換するだけという簡単なものではない。当時携帯電話はまだまだ大きくて一般人には手が出せる代物ではなかった。ポケベルも持っていなかった。それどころか、彼らと連絡を取るのは簡単な事ではなかった。マービンが私に電話の仕方を
説明した。まず、この電話番号に電話をかける。オペレーターがでるから、そうしたら、次に内線番号をオペレーターに言う。オペレーターが内線を取り次いで、取り次ぎ先が出たら、彼の名前を言って呼び出してもらう。会社にかける要領で簡単なようだが、これを全て英語でやらなければならない。私は電話をする事はないだろうと軽く聞き流していた。この時、今後これが私を苛立たせる事になろうとは思ってもいなかった。そして、私達と彼らはその場を別れた。(続)

どれもこれも、私

私の人生が変わったのは、高校3年生(17歳)の夏だと私ははっきり言える。ありきたりだけど。当時、同級生で仲の良かったケイコと豊島園のプールに遊びに行った。私は大して行きたくもなかったんだけど、ケイコが豊島園でアルバイトをしていたからチケットが安く手に入るっていう事と、彼女がそのバイト先で気に入った男の子を私に見せたいって言うから、私は行った。彼女は、彼は久保田利伸似って言ってたけど、私にはどう見てもただの猿にしか見えなかった。それはともかく、それなりに楽しんだ。ナンパを待ってたわけじゃないけど、ナンパされたら気分は悪くないじゃない。そういう男の子達をからかって遊んだ。そんな中、黒人の3人組が私達に話しかけてきた。ケイコは高校2年生の時にオーストラリアかどこだかに短期留学をして外国人や英語に興味を持っていたから彼等と違和感なく話しをしていた。でも、私はまるっきりダメ。と、思いきや、たどたどしい英語で私も彼等と話しをする自分がいた。 (続)