越 三国の王 三国臣の始祖を祀る 国神神社 | 北陸の神社仏閣、温泉紹介

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国神神社 福井県坂井市丸岡町石城戸町1

 

 今回は、越の三国臣の始祖といわれる椀子皇子(まるこのおうじ)を祀る国神神社に行ってきました。三国臣は北陸の大変強力な豪族でした。

 

 

御祭神

 椀子皇子(まるこのおうじ)

 

 椀子皇子(まるこのおうじ)は、男大迹王(ヲホドノ王、後の継体天皇)の皇子です。

 父のヲホドノ王の意志を継ぎ、湿地帯であった坂中井平野の治水開拓を進めたことにより国土開発の守護神として厚く崇められました。

 

 

三国の王

 椀子皇子が始祖と言われる三国臣の三国とは、江沼(石川県の南加賀)、坂井(福井県坂井市)・足羽(福井市の北部)の三郡をさすといわれ、広大な地を治めていたようです。

 

 

 

継体天皇の即位には蘇我氏の影が・・・

 

 三国のひとつとされる江沼は武内宿祢の子の若子宿祢を祖とする江沼臣という強力な豪族がおりました。母の振媛の母(椀子皇子のおばあちゃん)の里になります。

 

 一方、武内宿禰の息子の石川宿祢は蘇我氏の始祖と言われており、三国臣の若子宿祢と蘇我氏の石川宿祢は兄弟です。三国臣と蘇我氏の関係は深かったことは想像できます。

 

 継体天皇の即位に蘇我氏が強く関わっていたことは、「記紀」には一切描かれていません。しかし、蘇我氏は継体天皇が即位した後に急激に表舞台に出てきます

 

 翡翠文化の終焉と蘇我氏宗家の滅亡は?

 

 江沼臣と蘇我氏の繋がりは想像できました。江沼の地(今の小松市)には弥生時代の碧玉や翡翠の加工場跡が発掘されています。

 忽然と終焉する翡翠文化と蘇我氏宗家の滅亡は関係あったのでしょうか?

 

 

 

 

 

稲荷社

 

 

 

椀貸古墳

 椀子皇子の墓と云われています。

  ※工場の私有地にありますので見学は許可が必要です。

 

 

 

ご覧いただき

 ありがとうございました。