ポール・セザンヌはゴッホやゴーギャンと共に後期印象派に属するフランスの巨匠。

セザンヌがその人生を賭して追求したものとは・・・それはうつろいやすい外観に惑わされず、その内にあるその本質を描き出すことでした。
そのため執拗までに自然や人物、静物など、ひとつのモチーフと向き合いました。
リンゴを描く時はそのリンゴが腐るまで描き続けたことは、あまりにも有名です。
そして、画家はついに、自然を円筒と球、円錐によって捉えたり、複数の視点から見たモチーフをひとつの平面に表現したりという、斬新な手法に到達したのです。
このセザンヌの革新的な画法は、のちに20世紀絵画を牽引するピカソやブラックなどの「キュビスム」などに大きな影響を与えることになります。

彼は初の個展が開かれた翌年、若い友人達に宛てた手紙に中にこう記しました。
「私は多分この世にくるのが早過ぎたのでしょう。私は、・・・むしろあなた方の世代の画家だったのです」と、綴っています。


        (クリックすると拡大します)
        ビクトワール
        静物2
        静物
        リンゴとオレンジ
        松とビクトワール山
        大水浴図
        湖
        プロバンスの家
        大水浴図
        カード遊びをする人たち
        青い花瓶
        朝
        赤いチョッキの少年
        庭師
        カルタ遊び
        カルタ遊び