12月に発症し、中国全土を震撼させ今は、世界を震え上がらせる新型コロナウィルスの脅威!?

しかし、中国の拡大は、小康状態になり、急速に沈静化しています。

そこで治療薬を調べていくと、出てきた2品の治療薬です。

先に利用されていたのは、ロシアの開発したアルビドール(ウミフェノビル)である、そして、のちに治験的に取り入れたのが、ファビピラビル(アビガン®)である。

二つの治療薬での臨床データーは、武漢からの論文によって明らかになってきた事がある。それは次の事柄です。

中国・武漢の3施設で実施された、COVID-19入院例を対象としたopen-label,randomized superiority trialである。本論文は、査読前に公開されているので、現時点では参考資料である(https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.03.17.20037432v2)。

ファビピラビルとロシアで開発された抗ウイルス薬アルビドールの間で、臨床的有効性を比較した。アルビドールは、中国でインフルエンザ治療薬として広く使用されてきたが、中国のCOVID-19治療ガイドラインでは、治療薬としての使用が勧奨されている(https://www.chinalawtranslate.com/en/diagnostic-and-treatment-plan-6/)。

236例のCOVID-19患者のうち、ファビピラビル群が116例、アルビドール群が120例であった。ファビピラビル群では、1日目は1回1600mgを1日2回、2日目からは1回600mgを1日2回経口投与した。投与方法は、後述の日本のインフルエンザ治療と同様である。ファビピラビルとアルビドールは、ともに7~10日間投与し、投与開始7日後の臨床回復率を比較した(72時間以上の解熱、呼吸数、酸素飽和度、咳嗽などの改善で判定)。

臨床回復率は、ファビピラビル群が61.3%(71/116)、アルビドール群が51.7% (62/120)で有意差はなかった(P=0.1396)。しかし、重症例を除き中等症だけで臨床回復率を比較すると、ファビピラビル群が71.4%(70/98)、アルビドール群が55.9% (62/111) であり有意差が見られた(P=0.0199)。

発熱期間と咳嗽の期間も、中等症の患者で比較すると、ファビピラビル群がアルビドール群よりも、有意に短縮した(P<0.0001)。著者らは結論として、中等症のCOVID-19患者では、ファビピラビルがアルビドールよりも好ましい治療であるとした。

と言う事ですから、ファビピラビルがCOVID−19(新型コロナ)には有効性がある事が判明しました。

今後は、治験中なので、その後厚生省の認可などの手続きは有りますが、認可されると回復薬として病院で利用されるでしょう。

そして、今、ファビピラビルは治験患者を募集中です。

詳しくは、リンク先富士フイルム富山化学工場をご覧ください。

アビガンは、承認薬ですが、動物実験での副作用に問題があり、使用は制限されているようです。(日本医事新報社)

 

ただ治験はリスクを伴うことも知っておきましょう!?

ファビピラビルの利用に対しては、妊産婦は胎児に与える影響が確認されていないので、利用できません。また、そのほかにも年齢などの利用制限はあります。

しかし、今後の動向次第で国内の感染は収束に向かうと思います。

 

1日も早い、承認と市販を希望しますかね!!!

今日の画像は、農業試験場に咲く1000本桜です。アハ、千人針にちなんでみました。

四国の桜も古木が咲き始めると平地では終わりです。これからは、剣山系や石鎚山系の高山が、ゴールデンウイークまで楽しめます。

 

1日も早く回復して、四国の里山にお越しくださいね、じゃ・・BY!!

 

 

 

 

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