DCIM3665.jpg



かつて、岐阜県各務原市川島小網町と、愛知県江南市宮田神明町の、木曽川南派川に、架かっていた市道の橋である。上路式ゲルバー橋。別名『思いやり橋』。






DCIM3661.jpg



『橋名の由来』


旧小網橋は、その幅が狭く(幅3メートル)中間点に待避所(幅5.5メートル)。対面交通ができず、『譲れ』『戻れ』の、言い争いが始まるところから、『けんか橋』の異名がついておりました。




毎日のように繰り返される、ドライバー同士の口論が、ある時期を境に、めっきり減りました。




そのきっかけは、地元の子ども会が作った、こんな看板でした。『この橋は(思いやり橋)、待ってくれた人には、御礼のあいさつ』。




そして、いつのまにか、『けんか橋』は『思いやり橋』として、親しまれるようになり、全国的にも、知られるようになりました。




旧小網橋は、老朽化により、41年間余の役目を終え、新しい『おもいやり橋』に、引き継がれました。





DCIM3663.jpg



新『思いやり橋』の標識






img7e050494zikczj.jpg



2003年(平成15年)、公共広告機構(現:ACジャパン)が、思いやりをテーマとした広告を制作、中部地方限定で広告された。





c0057221_1959018.jpg



昔、たまに通ったことがあるけど、確かに狭い。車1台がぎりぎりで、譲った覚えがある!『譲りモンスター(笑)。






4.jpg



併用 1963年(昭和38年)5月

廃止 2006年(平成18年)11月5日

幅員 3m(実質2m)

重量制限 4.5t






DCIM3667.jpg






DCIM3666.jpg






DCIM3664.jpg






DCIM3662.jpg



地元では、そのままの姿を、または、何らかの形で、残してほしい!との、声もあったが、治水上の問題等があり、断念している。
(もしそのまま、現存されていたら、どんなに素晴らしい事だっただろう!)。




地元の子ども会の人達には、今でも、拍手を送りたい!。それにたずさわった、子ども達は、もぅ社会人になっていると思うけど。






DCIM3668.jpg



『神明小網橋』の、各務原市側と、江南市側に、『小網橋』の歴史や、『おもいやり橋』の名前の由来等を記した記念碑や、公園が整備されている。





お近くの方で、まだ、知らなかった人、遠方の方でも、興味がわかれた人、行って見たいと思われた人は、是非とも、足を運んでみて下さい!。






現在では、忘れられている、忘れがちな、『思いやり』&『譲り合い』の精神に、少しは、触れられるかも?、しれません!。