妊娠とインフルエンザと薬 | ウィンナーにポン酢マヨのブログ

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小さな病院で内科(ほぼ老年内科)をやっています。
呼吸器内科が専門です。
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2014年末からインフルエンザが流行している。

20151月インフルエンザの人ばかり。院内スタッフも罹患している。

201519日厚生労働省/国立感染症研究所の公表資料ではインフルエンザの流行は例年より多い。








先日、妊婦さんがインフルエンザで受診した。

1日前から発熱、咳





抗インフルエンザ薬は妊婦にも安全に使用できる

現在、日本で使用できる抗インフルエンザ薬は4

内服薬:タミフル

吸入薬:リレンザ、イナビル

点滴:ラピアクタ





PandemicH1N12009 時には世界保健機関(WHO)と米国疾病予防局(CDC)のいずれもが感染妊婦や感染授乳婦人への抗インフルエンザウイルス薬(タミフルとリレンザ)投与を推奨している。

また、日本産婦人科学会から、妊婦のイナビルも妊娠予後を悪化させないことが報告されている。http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20140909.html





201410月塩野義製薬より妊婦に対するラピアクタ投与に関して以下のように言及している。

ラピアクタは成人を対象とした臨床試験において妊婦に対する使用経験はなく,安全性は確立されておりません。そのため,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には,治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与してください。添付文書には「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。ラットで胎盤通過性,ウサギで流産及び早産が報告されている]」と記載されています。





解釈は難しい。





現時点で、妊婦に対する抗インフルエンザ薬は、タミフル、リレンザ。次にイナビル。

ラピアクタは保留。