↑2018年6月19日(火)以来、6年ぶり2度目の鎌倉芸術館へ行ってきました。↓
松山千春 コンサート・ツアー2024「友よ」
2024年4月4日(木)鎌倉芸術館 18:30開演
1,500席(車椅子用スペース6席程度)
※この画像のあとから当日の様子と【セットリスト】記載があります
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ツアー初日
【セットリスト】
-第1部-
1.君を忘れない
1996シングル/『TOUR』
2. 男と女
1984シングル
3. あたい
1979『空を飛ぶ鳥のように野を駆ける風のように』
4. 銀の雨
1977「かざぐるま」B面/『君のために作った歌』
5. Sing a Song
1983シングル
6. 祈り
2006シングル
7. 物語
1988『自由の彼方へ』
-第2部-
8. オホーツク
2000『LaLaLa』
9. 決意
2010『ずうっと一緒』
10. 兵士の詩
2003「都会の天使」カップリング
11. 山の向こう
2004『冬がやってきた』
12. です。
2001「宇宙のはるか」カップリング
13. 友よ
2024最新シングル
-アンコール1-
14. 長い夜
1981シングル
15. 季節の中で
1978シングル
16. 今日は終らない
2024最新シングル・カップリング
17. 大空と大地の中で
1977『君のために作った歌』
-アンコール2-
18. 明日のために
1985『明日のために』
3曲目の「あたい」
曲名を言おうとしたり書こうとしたりしますと「あたい」ではなく、この歌に繰り返し登場する(強烈な)(世間一般的には耳心地がよろしくない)二文字にいつもなってしまうのは、僕だけでしょうか。
この歌の情景とは異なりますが、昭和時代不器用な男子が好きな女の子に思わずぶつけてしまう心にもない悪口。。。と言いましたら察しがつくのではないかと思います。
2018年の弾き語りツアー@東京国際フォーラム以来で聴けました(たぶん僕は)。
この歌が収録されているLP『空を飛ぶ鳥のように野を駆ける風のように』 このフレーズ耳心地がとってもよいです。〈空を飛ぶ鳥〉はごくごくありふれた表現ですが、それでも〈とぶとり〉とタ行でまとまってます。そして〈空〉から〈野〉へと視線を移します。するとそこには、青から緑あるいは茶褐色、カ行でまとめた〈かけるかぜ〉を瞳と肌で受け止めます。情景が豊かに浮かび上がってくるのです。むちゃくちゃいい題名です。
耳心地といえば、
この日、第1部。
間奏が長くどこから再び唄えばいいか、長すぎるから何ならその間楽屋でいっぷくするかどうしようか、で、本人いわく23年ぶりに歌唱したという「Sing a Song」の解説から次の歌へのつなぎのMCの時。
けっこうな勢いで、継続してこどもの泣き声(らしき叫び)が会場を貫きました。
ちなみになんですが・・この日ぼくのまわり。もう開演して松山千春が登場しているのにおかまいなしでスマホを見続けラインをチェックしていた?男性。 MC中に着信音を響かせた夫婦連れとおぼしき男性。 アンコール、着席したままスマホを見続けていた男性(着席は別に非難していません)。ややううむでした。これらは「なぜ?」「どうして?」と思わざるをえませんでした。
が、こどもの(泣き)声となると「ああ、これはたいへんだな。おかあさん?は今かたみがせまいだろうな。こどもの気持ちとまわりへの申し訳なさで胸を圧し潰されてしまうようなその場にそのままいられない苦しい気持ちでたいへんだろうな」と思っていました。まだちゃんと言葉をしゃべれないような感じの叫び声。
松山千春の話にかぶる覆うホール全体こだまし続けるこどもの声。
すると松山千春。
その声の方に向かって
「俺はこどもの声が好きなんだよ」
(たしかこんな言葉だったと思います)
「もっとわめけ」
これは結構感動しました。こんなみじかい言葉で、緊張が走りかけていた会場を一瞬で和ませました。拍手喝采。みじかいのにむちゃくちゃ優しくてあったかいことば。「この子に鎌倉の未来はかかっている!」などもろもろ、その子というかその保護者を慮る、罪悪感を掻き消してあげるよう話を横道に展開して続けました。「悪いのは俺なんだよ」と笑いながら。
しかし、なおも勢いがやまないダダをこねるようなでも僕には雑音でなく元気に聞こえてきたこどものその声・・・
松山千春、ひとこと
「うるさいよ」
爆笑でした。
この場、この瞬間において、
最善の対応だったと思います。
あたたかくて
懐が深くて
こころがでっかいと
まざまざと感じ入りました。
ここを書き上げて
ほかを書くには
力尽きてしまうほど
印象にのこった出来事でした。
こうありたいものです、人として
力をふりしぼり
もうひとつ大事なことを。
(MC要旨)
「ツアーしていくにあたっていろんな歌から選んだんだけどな。でも、もし、あそこの流れはよくなかったなとかあったら、コンサートが終わった後、会場にいるバイトのにーちゃんにでもその旨つたえてくれ(笑)」
文句などあろうわけもなくいい流れだったと思います。「兵士の詩」満を持して聴けました。今回も前回ツアーも前々回ツアーも最後の1曲は(懐かしの)アルバムタイトル曲を唄ってくれています。これは、また次のツアーへの参加意欲を掻き立ててくれます。
ただ人によっては「祈り」はもういいかな、という方もいるかもしれません。僕は毎回聴きたい歌ですが。そういう意味では「銀の雨」は次行きます川越では温存していただけるといいかな(笑)
ここまでありがとうございました。
このブログの性質上?
TULIPの公演がある日に
アクセス数がのびる傾向にありますが
最新は松山千春でした✌
次はTULIPです。