僕は角のたばこ屋サンが好きだった
大した理由は無いけれど好きだったな
毎日あそこを通って学校へ通った
話をした事はないけど何となく気になる
おバサンがいて お茶のみながらいつも笑ってた
吉田拓郎「消えていくもの」
2001年『こんにちわ』4曲目
ーこの歌が収録されている映像作品
吉田拓郎&かぐや姫 つま恋2006
吉田拓郎LIVE2016
タバコ屋サンではなく、油そば屋さん。
2011年から2013年春ごろまで、仕事終わり、
好きで通い詰めていました。
コンサートの紙チケットは、パンフレットに挟んだままだったりカバンの中にしまったままだったり..., 性格を疑われかねない、定位置が無い、随分とだらしなく不遜な扱いをしてしまっています。
が、このスタンプ・カードはずっと財布の中に入ったままです。積極的に入れたままにして来ています。利用する為ではありません。
・・・と言うのも、
この “ABURA-Ya” さんはもうありません。
※Yは筆記体
「3年ぶりぐらいに行ってみるか!」と、ふと思った折、念のため電話をかけてみると不通。ホーム・ページは閉鎖状態でした。
手元に残っていたのがこの3枚。サービスを使いきったカードはそのタイミングで店主の🐙たこオヤジさん(←愛情込めて)に没収されました。
ラーメン屋さん、というと、「違う!うちは油そば屋だ!!」とオヤジさんに諫められるような気もします。が、仕事終わりや徹夜の前の憩いのひとときを過ごさせてもらいました。
そういう「の」が「許される」お店でした。
カウンターのみの狭い店内、全然オシャレじゃない(ごめんw)狭い物件。でも、店外で待っている学生たちが居たりと、繁盛してる日や時間帯も頻繁にありました。
オヤジさんが全部ひとりで切り盛りしているお店でした。
◇
当たり前ですが、その後、他の油そば屋に行っても、この店の味を味わえた試しがありません。
味だけの問題・希望では、ないんでしょう。
代替が利きません。
ラーメンもありました。麺が独特でした。「なりたけ」の太さ・硬さ・触感が近いような気がします。スープはあっさり系の塩醤油(他のスープは無し)。 具は、、、ん?具は??細かく刻んだニラだけだったかな?
でも、好きだった。スタンプカード特典で味玉をお願いしていたかな。
油そばは大盛、ラーメンは替え玉、
ギョーザはジャンボ(しかない)、ビール。
他になんかメニューあったかな?
好きでしたね。
この時間が。この場所が。
あと、・・・
僕は社会科の先生を覚えてる
いつもジンタンを片手いっぱいほおばってた
独特のニオイがあの頃は好きじゃなかった
先生の事少しキライで少し愛していた
居眠りすると何も言わずにジンタンを食わされた
僕が中途ハンパな男になりかけた頃
男にめざめた夜があって思いをとげた
女の人を大切にしなけりゃダメだよと
10才以上年上のその人が言った
約束だからいくつになっても言いつけを守ってる
出逢いの数だけ別れがある、と、よく言われます。異論や反論ではなく、ちょっと補足を。
実際には、出逢いの数が上回っている筈です。でも、異論や苦情が怖いし面倒なので(笑)、少なくとも僕はそのようになっています。
そして、それを心がけたり維持したり、失ったりする恐怖に苛まれる必要もないでしょう。
皆と同様、毎日のままに、過ごしていくしかありません。
僕が完璧な大人になった今
色んなものが形かえて消えて行った
思い出という大げさな感情ではなく
あの人がいて風に吹かれたあの日の景色
そういう中でじりじりしながら成長してたんだ
消えていくんだネ
消えてしまったネ
時が流れて行く
時が移って行く
少し泣きたくなる
ちょっと悲しくなる
少し泣きたくなる
ちょっと淋しくなる
前にも書いていました。汗
ここまでありがとうございました!!