ソレイユ 【soleil】 フランス語。太陽。ひまわり。
松本伊代 1989年
シングル「悲しくてやりきれない」
(ザ・フォーク・クルセダーズのカヴァー)
カップリングが、この「ソレイユ」。
「ソレイユ」
作詞:川村真澄
作曲・編曲:佐橋佳幸
佐橋さんの名前で「お!」と思われたなら
そんなあなたを僕は尊敬し、
そしてあなたが好きです(笑)
中学2年の頃、音楽好きとはまた別に、お互いプロレス好きで仲良くなった友達がいました。
その彼に、ある日、折り入って頼まれたことがあります。
「松本伊代のLPの予約をお店でして欲しい」という懇願でした。彼曰く、「(自分で予約するのは)恥ずかしい」ということでした。
念の為、伊代ちゃんの名誉の為に、旦那さんから叱られないように、注釈しておきます。(笑)
ファンであるのが恥ずかしい、というわけでありません。そうではなく「松本伊代を好きだという気持ちを人に知られたくない」という恋心界隈な心情だったのだと思います。
僕もかつて小学生の頃、キャンディーズや太田裕美さん(の歌)が好きでしたが、公言出来ませんでした。秘めていました。ウブでした。
◇
レコードの予約。
な、、、懐かしい。お店に予約票の用紙が置いてましたよね。予約購入すると、ポスターが付いてくる等の特典がありました。
それとはまた別に、LP購入で、お店でストックしているポスターを自分で選んで貰える、そんなレコード屋さんもありました。結構、ありませんでしたか?
◇
友達の代理で予約・購入した伊代ちゃんでした。僕が伊代ちゃんの歌に興味を持つようになったのは、1983年シングル「恋のバイオリズム」からでした。
作詞が来生えつこさん、そして、とにもかくにもここが重要、作曲が拓郎さんでした。
以降、しばらく尾崎亜美さんによる作品を歌いました。ブリブリのアイドル・ソングから、ちょっと転換したイメージが僕にはあります。
爆発的ではなかったけれども、ヒットチャートを賑わしたわけではなかったけれども、「歌手」として一定の評価を得始めたように思います。
出来ましたら、冒頭の「ソレイユ」を聴いていただけましたら幸いです。ものすっごく嬉しいです。 絶妙な歌唱です。佐橋さんによるアレンジが珠玉です。
夏の野、夏の陽射し、清流に似合う歌。
◇
伊代ちゃんと言えば・・・
自著出版の折、その内容を聞かれ
「まだ読んでないです」
と、返答した歴史的事実が奇跡的な面白さです。(笑)
ここまでありがとうございました。