やさしくされたら ゆれてしまいそう

追いかけたくても 一人で残ります

悲しむことより 想い出作りに

私は今でも 時を送りたい

 

通り過ぎる あなたが風なら

私も今すぐ 風になりたい

 

「風にないたい」川村ゆうこ 1976年

作詞・作曲:吉田拓郎

 

1985年 吉田拓郎

『俺が愛した馬鹿』 ラスト9曲目

 

1995年 沢田聖子カバー

『Folk Songs』 2曲目

 

 

松山千春の今週の東京公演の中止が

まず昨日、自身のラジオで発表されました。

 

(千春の話題で吉田拓郎を冒頭にあげるか?というご指摘はごもっともショボーン

 

これは去年ツアー初日、千葉の市原

延期→中止

 

同じく去年のツアー 東京公演

5月21日の延期分の11月24日

“幻となった2列目”

…という事で中止。

 

そして!

今週木曜日の中止分。

 

 

夜の街 画像しりとり 前回からの(その1) 星空

前回 JUDY AND MARY  Y から

YORU - 夜 で

『夜を往け』 中島みゆき

ラスト10曲目 「with」 1990年

6月に発表、のち8月に映画「息子」の主題歌としてシングル・カットされました。

 

誰だって旅くらい ひとりでもできるさ

でも、ひとりきり泣けても

ひとりきり笑うことはできない

 

with … そのあとへ君の名を綴っていいか

with … 淋しさと虚しさと疑いとのかわりに

with … そのあとへ君の名を綴っていいか

with … 淋しさと虚しさと疑いとのかわりに

with …

 

「with」 作詞・作曲:中島みゆき

 

 

そうねぇ 

あたしは 時間 ってのが好きなんだよね

(中略)

いろんなことを壊してくれたり 

癒してくれたりする 

透明なそいつを

あたしは そりゃもう相当 慕ってる

(中略)

あたし 他人を喜べる数で 時を数えたい

 

『夜を往け』 封入写真集より

 

 

 

去年から数えて

松山千春単独で

4回の公演の中止を

僕は経験しました。

 

その他には

辻仁成

財津和夫

山本彩

でも経験しています。

 

 

チケットを無事にとったとはいえ

今週5月13日@東京国際フォーラムの

松山千春は「ダメだろうな」と

早々薄々覚悟はしていました。

 

 

松山千春は今年4月29日

千葉の市原でツアーを開始しました。

この市原市民会館は収容率50%でチケットを販売(会館HPより)、

2本目長野県、3本目石川県は

- 昨日の自身のラジオ番組での発言から -

65%でチケットを販売、

そして今週の東京公演もそれに準じていた(かそれ以上の)ようでした。

 

開催に際しての条件は

強制ではなく要請でしたが

“中止”は止む無し、

妥当、適切な判断だったと思います。

 

 

べつに驚くほどのことでもないけど

今度はちょっとダメージ大きいみたいよ

 

「夢だったんだね」中島みゆき 

1994年『LOVE OR NOTHING』 8曲目

 

(…だから松山千春の話題なら千春の言葉や歌詞を使おうよ、というご指摘はごもっともです汗)

 

 

怒りでもないし虚しさも去来はせず、ですが

ただただ脱力している次第です。

気が抜けているのに、鉛が置かれてしまっているような感覚がある矛盾。

 

考えの足取りが重くなっていく。

 

 

 

気を緩めると、コンサートの今後の開催について

ぐるぐると考えてしまっています。

 

 

コンサートの開催が難しいですね、

いつまで経っても。

もう一年も経った、というよりも、

まだ一年しか、の様相、感想です。

 

財津さんのチケットは取っていませんし

- 宇宙一地味ながら財津和夫はツアーを敢行しています-

7月の矢井田瞳、ここ数日、ずっと脳内会議中。

(ヤイコは収容率100%での開催を明記しています)

 

辻仁成は無期延期を発表していました。

 

 

松山千春は春と秋にツアーを敢行しています(去年は、断念した春のツアーの会場を、秋のツアーに代替し日程を組み直しましたが、これも中止を余儀なくされました)。

 

生きているのかな 死んでいるのかな

それさえわからぬ そんな時代なんだね

すべてあきらめて ひねて愚れる馬鹿

苦しみもがいて 夢を追いかける馬鹿

まるで空を 漂う 浮き雲にも似たような

俺の人生 このまま 終わりにゃしない

 

俺の人生(たび) 松山千春 1993年

 

歌えるうちに歌っておきたい 

心のすべてを想いを

やがて諦めが言葉を奪い 

ため息に声を失う

 

歩けるうちに歩いておきたい 

ただまっすぐにひたすら

昔は良かったと 懐かしさに 

何度も何度も涙を流す

 

虚しさの中で夢におぼれて

臆病な男に なり下がる前に

 

戦えるうちに戦っておきたい

力の限り つきるまで

 

Message 松山千春 1988

 

 

 

 

 

 

実際問題として…

 

これから夏になり秋冬と迎える段となっても

劇的に状況が好転しているような気はしない。

 

 

まいったな。

 

…と思った時に浮かんだ歌詞が

 

 

悲しむことより 想い出作りに

私は今でも 時を送りたい

 

「風になりたい」吉田拓郎

であり
 

誰だって旅くらい ひとりでもできるさ

でも、ひとりきり泣けても

ひとりきり笑うことはできない

 

「with」中島みゆき

だったんです。
 
また歌い手にとって
コンサートとは
こういうものなのかな、
とも思ったのでした。
 
 
 

 

TULIPの50周年のツアー

来年敢行できる地球、であって貰いたい。

それまでには

そこまでには

あまりに日が足らないとしか思えない今。

 

 

できる場所と

できる日取り

 

歌えないのも

聴けないのも

辛いもんです。

 

 

喜べる数を数えたいものです。