■ 1990年? 発売  

『33 STATION チューリップ・ベスト 1972~1984』

 

DISC-1

1. 私の小さな人生 *シングル・バージョン

2. 魔法の黄色い靴

3. 一人の部屋

4. 心の旅

5. 夢中さ君に

6. 夏色のおもいで

7. 銀の指環

8. 青春の影

9. ぼくがつくった愛のうた

10. サボテンの花

11. 悲しきレイン・トレイン

12. あのバスを停めて!

13. 娘が嫁ぐ朝

14. 風のメロディ

15. ふたつの鍵

16. ブルー・スカイ

17. Welcome to my house *アルバム・バージョン

18. 博多っ子純情

19. 夕陽を追いかけて

 

DISC-2

1. 約束 *アルバムバージョン

2. 虹とスニーカーの頃

3. Someday Somewhere

4. I am the Editor

5. さよなら道化者 *アルバム・バージョン

6. Shooting Star

7. ふたりがつくった風景

8. THE 10th ODYSSEY

9. We Can Fly

10. 美しい星~2222年ピクニック

11. 星空の伝言

12. 夏の夜の海

13. たったひとりのオーディエンス

14. 愛の迷路

 

 

(前略) そして1989年、音楽史に新しい風を送り続けたチューリップの歴史が幕を閉じようとしている。 17年もの間、蒸気機関車“チューリップ”は各駅停車でゆっくりとそして力強く前進し続けた。ひとつひとつの駅では実に多くの人達が“チューリップ”に乗り込んでいった。ある駅では初恋に胸を踊らせた少年が乗り込み、またある駅では長い同棲生活に夢破れた若者が乗り込んだ。故郷に恋人を残し夢を追う青年の姿もあり、人生を彷徨う男女の姿もあった。そして“チューリップ”はある日は夏の晴れた午後を、ある日は雨の中を、雪の中を、夜の海を、銀河の宇宙をただひたすら各駅停車で走り続けた。 (後略)

 

1989 春 とおかえびす

 

(とおかえびす さん?を存じ上げていないのですが)チューリップの歌を好きな気持ちがじんわりと伝わってくる愛ある文章です。 長く長く歌っていたらチューリップには限らない内容であるとも重々承知します。 それでも銀河の宇宙を駆け巡った(走り続けた)の一節が秀逸です。チューリップを本当によく聴いてくれているのが判り嬉しくなります。

 

文面からは、1989年上半期、解散の頃のように思われますが、発売は解散後の1990年あたりだったような気がします。

 

1989年…レコードからCDへ移り始めた頃です。 同じ東芝EMIのオフコースや甲斐バンドの過去のLP作品は漏れなくCD化、漏れなく全作品CDになっていたのに、チューリップはそうではなかった。 後の <音蔵シリーズ> でようやく2期まで ほぼほぼライブ盤も含めてCD化されました。収録時間の関係でカセット・テープのみの発売だった「鈴蘭2」のCD化など偉業を達成してくれました。

 

『33 STATION』はチューリップの過去作品が全CD化される前の作品でした。

* 一部LIVE盤、インスト集 除く

 

DISC-1, 1曲目の「私の小さな人生」はデビュー曲「魔法の黄色い靴」より前、デビューアルバム『魔法の黄色い靴』に収録されているテイクよりも以前、アマチュア時代に発表したシングル・レコードの音源だと知り「そうだったのか」と驚いた記憶があります。この音源は1989年の解散以降に発売されていく シングル集のベスト盤企画に登場していくようになりました。

 

 

このベスト盤は東芝EMI縛りで、「魔法の黄色い靴」から「愛の迷路」までの全シングルA面曲+アルバム収録曲という構成でした。 

 

・夢中さ君に 

(「心の旅」B面、オリジナル・アルバム未収録)

 

アルバム収録曲は…

・あのバスを停めて!

・ふたつの鍵

・博多っ子純情

・Someday Somewhere

・Shooting Star

・THE 10th ODYSSEY

・美しい星~2222年ピクニック

 

 

「僕はライオン」は入曲しませんでした

←超しつこい ふたつ前の稿より(笑)

 

Someday, 10th, 美しい星~ 2222 が

収録されたのが嬉しかったものです。

DISC-2 が好きです。

 

 

 

 

■ 2002年 発売

『SINCERELY YOURS~TULIPオリジナルベスト~』

 

<disc 1> 表ベスト(シングル曲)

01. 魔法の黄色い靴

02. 一人の部屋

03. 心の旅

04. 銀の指環

05. 青春の影

06. ぼくがつくった愛のうた

07. サボテンの花

08. 娘が嫁ぐ朝

09. 風のメロディ

10. 夕陽を追いかけて

11. 虹とスニーカーの頃

12. 星空の伝言

13. 涙のパーティー

14. We believe in Magic

15. あなたのいる世界

★Bonus track : 1971年11月03日小倉市民会館

16. おいらの気楽な商売

17. 白い雪そんな雪が私は好き

18. 魔法の黄色い靴

19. 私の小さな人生

16~19 小倉市民会館でのアマチュア時代のライブ音源。 出演者はTULIPの他、泉谷しげる、アンドレカンドレ(井上陽水)、加藤和彦、加川良、吉田拓郎

 

<disc 2> 裏ベスト(アルバム収録曲)

01. 千鳥橋渋滞

02. もう笑わなくっちゃ

03. 君のために生まれ変わろう

04. あの、ゆるやかな日々

05. なくした言葉

06. 心を開いて

07. 愛のかたみ

08. 生きるといふこと

09. あのバスを停めて!

10. 都会

11. あの娘は魔法使い

12. 博多っ子純情

13. 人生の始まり

14. 逆回転

15. 神様に感謝をしなければ

16. Someday Somewhere

17. Shooting Star

18. 2222年ピクニック

19. I dream

20. Well ( Mr.Good-bye )

 

 

デビュー30周年に企画されたベスト盤。<disc2> の選曲が30周年にして新鮮な思いを抱きました。 希望を言い出したらとめどなくなります(例)「抱きあって」「Primary Color」上田さん宮城さん曲がない!。 でもベスト盤に辟易してきたファンも「これなら」と買った方も多かったのではないかと推測します。 

 

<disc 1> のライブ音源、財津さんのMC、特に「私の小さな人生」、1期チューリップが大好きで、偶然、不覚、なぜか、未購入・未聴ならば50周年で披露される前にぜひ!と思います。

 

…50周年で披露されるかのように書いてしまいました。ゴメンナサイ

 

 

 

 

 

■ 2004年 発売

『ザ・ベスト・オブ・チューリップ』 

注・当ブログふたつ前の稿で触れた盤と

タイトルは同じですが別表記・別作品です。

 

Disc 1

1. 私の小さな人生

2. 魔法の黄色い靴

3. 千鳥橋渋滞

4. 一人の部屋

5. 心の旅

6. 夢中さ君に

7 .夏色のおもいで

8. 銀の指環

9. 青春の影

10. ぼくがつくった愛のうた

11. 私のアイドル

12. サボテンの花

13. 悲しきレイン・トレイン

14. 娘が嫁ぐ朝

15. 風のメロディ

16. あの娘は魔法使い

 

Disc 2

1. ブルー・スカイ

2. 博多っ子純情

3. WELCOME TO MY HOUSE

4. 夕陽を追いかけて

5. 別れはいつもものわかりがいい

6. 約束

7. 虹とスニーカーの頃

8. Shooting Star

9. I am the Editor

10. さよなら道化者

11. ふたりがつくった風景

12. We Can Fly

13. 星空の伝言

14. 夏の夜の海

15. たったひとりのオーディエンス

16. 愛の迷路

 

 

猫さんの画像の前にふれました

『SINCERELY BEST』から 2年、

古巣の東芝EMIから 

24bit デジタル・リマスタリング で発売されたベスト盤。シングルA面曲を中心に構成。

 

「ブルー・スカイ」で始まるDisc  2 が好きです。

Disc 2 の 1~8曲目の流れはLIVEでそのまま採用して違和感無しでしょう。

 

 

歌詞カードにメンバー5人のコメントがあります。

インド北部に家を建て、日本と行ったり来たりの生活だった安部さん、

「海抜2222mでの高地トレーニングで肉体キープであります。であるからして、『明日ライブやらない?』って言われても大丈夫」

 

「音楽がすべてであることが許されるという特別な人生をくださった、皆さんと神様に感謝」 

 

安部俊幸

 

懐かしいですね。残りますね。

TULIPの続きを聴きに行きたくなりますね。

 

 

----

 

ふたつ前の稿にも書いておりますが、とかく DISC2 が好きです。