これは去年の 慶応義塾湘南藤沢中等部の国語の入試問題です。

画像最下段に -14- とありますように、この問題に至るまでに13ページあります。※この問題が最後の問題です。

 

・大問構成は【一】~【四】まで。全14ページ 1ページ目は表紙、試験時間45分。

【一】は短文中に用いられている慣用句・慣用表現の完成およびその絵を選択する問題。

 

うち一題

       医者も [     ] を投げそうになったが、奇跡的に回復した。

 

【二】【三】は文章読解問題。 3ページから13ページまで。そのうち文章はおよそ10ページ。

解答方式は、記述は無し選択問題や文章中からの抜き出し問題。

 

 

そして この【四】の問題です。

 

さてさて。。。

 

 

提示された二つの図のうちの下段 ( 「日本人男性の月別出生数」2016年 ) に目を向けます。

月ごとの出生数のとんとんな起伏に比べますと、上段 ( 日本のプロ野球選手の月別出生数 ) の図では、4月~7月生まれが ピークになっているように見えます。※出生数においては7月~9月がピークとなっています。

 

 

 

考えてみます。

 

数字の順序に従う、則る(法る)  = のっとるのであれば

1月、2月、3月、、、… …  11月、12月 と示してもよさそうな所を

4月始まり で表記しています。

 

“ 4月始まり ” と 気が付いた段階で これが解答の方向を示唆・限定していると読み取れます

( が、、、実は、、 ※どうか最後までお付き合いくださいますようお願い致します ) 。

 

… ということで

 

 

thinking time

 

 

 

余談・横道・

[本日移動中に携帯プレーヤーで聴いた曲]

愛が止まらない / Wink     アマリリス / Wink     唇をかみしめて / 奥田民生 ※吉田拓郎カヴァー

NEXT MY SELF  / 真野恵里菜      眩暈 / 鬼束ちひろ      Life's like a love song / 矢井田瞳

奏(かなで) / スキマスイッチ     HALF ※歌暦LIVE / 中島みゆき      Mr.Traveling Man / TOKIO

わが友よ / オフコース   

 

 

 

 

 

 

 

 

では

 

 

 

 

[解答例]  アメブロしている 2222picnic さん 生真面目に作成

【四】 百六十字以内で書きなさい。… という指定 ≒ 140 字以上は書くべきと思われます。

 

 日本の学校制度は四月開始になっている。その為、四月~七月生まれの場合、八月以降に生まれた人よりも心身の発育や体力増強に費やせた時間が生来多く恵まれており、その差が将来における結果に影響していると考えられる。

 またこの仮説は、小・中・高において体力測定を実施し、その結果と照らし合わせれば証明されると考える。

 ( 句読点含め 152文字 )

 

 

… で 、いかがでしょうか ?

 

的に適切に向かっているとは思ったんですが、、、

 

が、、、

 

しかし、

 

 

本当にそうでしょうかね。。。

 

 

 

 

 

 

この解答であると、なぜ野球人口に集中しているかまでは説明がつきません。つまり同学年において春から夏にかけて生まれた児童が時間的に恵まれているのは野球に限りません。他のスポーツ及び勉強その他分野でも…ということになります。では、なら、東大京大開成桜蔭筑駒灘などの合格者も4月5月6月7月までに生まれた子の方が断然有利ということになってしまいます。これは馬鹿げている。… それとも、、まさか…

 

 

 

もしかしたらですよ…

 

野球人口においては、もともと8月以降生まれには人気が無いだけかもしれません。他のスポーツや分野に比べて4月~7月生まれに野球は大流行で、多目であるか集中しているだけかもしれません。そうであるならば提示されている資料では考えを推し進めるには不十分過ぎます。逆に言えば、ミスリードであったとしても、提示されている図からはぼくのように答えるしかないようにも思います。つまり、きちんと限定された解答を用意して、ゴール=正解から逆算して、そこに導かせる為にヒントを用意した出題であったとも言えます。※ぼくの考えた解答例が大間違いだったら 純天然120% まっかな真っ赤な赤っ恥ですが。。

 

 

 

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二月に突入して、中学入試真っ盛りど真ん中本番中です。このうちの多くは2月1日~5日あたりまで連投 = 毎日受験、午前と午後で別の中学を受験する小学6年生もざらに居ます。そして当日夜には合否が判明する中学もあります(だいたいの中学の合否は翌日、翌々日には判明します)、不合格を喰らっても、もし続いてしまっても、次の受験に臨んでいきます。※ 受験生の多くは 5校前後受けていきます。

 

 

 

すぐ春は来ます。

四月になります。

その時に笑顔になれるように今を全力で。

くじけても今だけは前進あるのみ。前へ!