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THE LOVE MAP SHOP
1,851円
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チューリップ通算11作目のオリジナル・アルバム。
メンバーチェンジして最初の作品。
オリジナル・メンバーとしては
『 Someday Somewhere 』で
幕を閉じたチューリップ第１期。
『 Someday Somewhere 』
アルバム全体に漂う
胸が締め付けられるような淋しさを
見事に払拭して
明るい未来を感じさせてくれたアルバムが
『 THE LOVE MAP SHOP 』だったと思います。
今では完全に死語と化した
“ニューミュージック”
…花盛り前夜のこの時期。
どんな時代だったかと言うと…
甲斐バンドは『破れたハートを売り物に』 ( 11月1日発表 )
オフコースは『 over 』 ( 12月1日発表 )
…をこの年に発表しています。
ちなみにチューリップは、
『 THE LOVE MAP SHOP 』に続いて
『 THE 10th ODYSSEY 』を11月1日に発表したのが1981年です。
70年代から長らく活躍してきたグループが
80年代に突入して円熟期を迎え
後世に残る名盤を次々と叩き出した
黄金時代の幕開けだったと思います。
チューリップは、このアルバムに
土砂降りの鈴蘭高原ライヴのオープニングで披露した
「 Shooting Star 」という
グループにとっては欠かすことの出来なくなる
超スタンダードナンバーを収録しました。
♪落とした心を 探しに出かけたら
あなたの心の 扉を開けていた
…という歌詞が僕は好きです。
アルバムと同時に発表したシングルレコードが
「さよなら道化者」でした。
♪二番目に好きなのが この僕で
一番目は幸せだなんて
♪雲をやぶった陽ざしのように
暗い僕を 明るく照らした
♪チーズケーキとモーツァルトが好きで
嘘つきと戦争が大嫌い
♪悲しい時より 美しい時に
泣きたいと言っていた 君だった
…という歌詞群が印象的で僕は好きです。
チューリップ第２期における
ちょっと哲学的で気難しそうな、
歌詞には似つかわしくなさげな
財津さん独特の言い回しが僕は好きです。
一方で、
シングル「さよなら道化者」のB面
「 Sweet Memory 」では
♪笑った顔は 少女のようで
すました顔は 大人の女だった
…という歌いだしは、
作詞家としての財津和夫のセンスが
キラリと光っていると思いました。
爽快なメロディにのせて
恋人との別れを歌う
「愛は戻れない」。
この曲も人気曲で、ファン投票のリクエストアルバムに収録されています。
３番の最後の宮城さんのボーカルがいいですね。
…宮城さんの声、コーラスってほんと財津さんとよく合うな～って思います。
アルバムA面の
「 The Love Map Shop 」～「さよなら道化者」～「愛は戻れない」
この３曲の並びが僕は大好きです。
財津さんの快復。復活を心より祈っています。