ここで一句、、


宝石紫 和歌を詠む

宝石赤 すがた重なる

宝石緑 スマートフォン


手鏡のように
一所懸命覗き込みながら歩く女性を
よく見かけるようになった


ポチポチッと、コトバを紡ぐ姿は


今も昔も変わりなく

短冊に
想いの丈をしたためる

和歌に没頭した先人と

時空を超えて
重なってみえた 時計