〇 イスラム都市 ・ アジメール
さて、午前4時半頃にアジメールに到着しました☆
気を付けなければならないのは、バスが到着しても、誰もここがアジメールだと教えてくれないこと。
グーグルの位置情報を確認したら、そろそろアジメールだと分かったので、降りれましたね。
アジメール(アジュメール)という街の説明を少し☆
ここにはインド最古級のモスクや、インドで著名なイスラーム聖者廟などがあって、イスラムの雰囲気が大変濃い街ですね。
聖者廟の近辺は商店が立ち並び、門前街のような雰囲気を呈してます。
それでは夜道を歩いて、その聖者廟を目指しましょう。アジメールの夜道は、危険な感じはしませんでした。
奥に門が見えてきました。マダール・ゲートと呼ばれる門ですね。門の向こうには、門前街が広がってます。
門を過ぎて、ナラ・バザール・ロードを進みます。午前5時過ぎでしたが、すでにムスリムたちが聖者廟に向かってましたね。
お店もちらほらですが、開いてました。
食堂はすでに準備を始めてます。アジメールの朝は早い。
自分もお腹が空いてきました。何か食べましょうか。
ということで、ここはオーソドックスにチャパティを注文。すると・・・・・
・・・・・う、うまい!美味すぎる!( ̄□ ̄;)!! なんだこの美味さは!
もう目茶苦茶美味しかったですねえ 安いし(10ルピー、約18円)美味しいし、結局3回も注文しましたw
これは日本のチャパティでは出せない味かも。
これはパニール(インドのチーズ) でもちょっと違うような。
「これ、パニールですか?」
「パニールじゃない。コヤだ!」
コヤ! どうやら牛乳を煮詰めて凝縮させたものらしい。でも、物凄くハエがたかってたので、味見はせず^^;
コヤ売り人。奥の男性が手前の男性の頭を指さし、「こいつの禿具合を撮ってやってくれ」と言わんばかりに、しきりにアピールしてましたw
ゴミあさりの野良牛。うん、これぞインドの日常ですねw
犬はやっぱりこの種類しかいないんかいな^^;
これはお菓子かな 聖者廟へのお供え物でしょうか。
聖者廟に捧げる花
そして、聖者廟前は朝から大賑わい☆
この聖者廟は、1192年、ペルシアからやってきたクワージャー・ムイーヌッディーン・チシュティーというイスラムのスーフィーを祀っており、インドムスリムにとって重要な聖地の1つ。
ムガル帝国の庇護のもとで発展し、皇帝アクバルも、長子誕生の時には裸足で訪れたとか。
さて、廟に入るには、イスラム帽が必要。ということで、聖者廟前で購入しました。
これですね。これを被って聖者廟へGo すると・・・・
「荷物も預けてきてくれ」
・・・・・仕方が無いので、一番手前にあったお店に預けましたね。そして靴を脱いで、廟内に入ります。
聖者廟内部は撮影禁止のため、拝借☆
内部は結構広い。イスラム神学校あり、モスクあり、花を売る売店あり、そしてメインの廟があります。多くの信者が熱心にお祈りしてましたね。
歩き方には、所々で寄付を求められると書かれてましたが、訪問が早朝の為か、何も求められませんでした
でも、やっぱり自分には少々場違いな場所かなあ(^▽^;) ということで、早々と退散したのでした。
アジメールの拝借動画はこちら 雰囲気はインドというよりイスラム国家みたいというか。
まあ、インドにもイスラム都市は多くあるということで。
https://www.youtube.com/watch?v=OhRvQ7KM6Gg&t=19s
〇 アンコールワットとラーナクプル寺院(興味のない人は、スルーして下さい)
アンコールワット(カンボジア・シェムリアップ、ウィキ拝借)☆
クメール建築の代表作、アンコールワット。前々回で名前を出しましたが、ラーナクプル寺院とつい比較したくなりますね。
アンコールワットも、インドの土着的石造建築と同じく、石柱&石梁、そして疑似アーチを多用して建物内部空間を形成しているので、ちょっと簡単に比べてみました。
アンコールワット内部(拝借)☆
アンコールワットはオール石造建築であり、その石材の種類は砂岩。上写真では一部赤く塗られた部分が残ってますが、かつては色鮮やかな雰囲気だったのでしょうね。
そして天井は疑似アーチ、石の繋梁も見えます。
アンコールワットの回廊(ウィキ拝借)。天井は疑似アーチ☆
柱の造形などは比較的プレーン。ラーナクプル寺院のような凝った彫刻の柱は少ないようですね。
そして、石造の柱や梁、疑似アーチ天井を用いてますが、技術や洗練さではやはり、ラーナクプルの方が上でしょう。工具の違いなどが大きいのかもしれません。
ラーナクプル寺院の柱☆
ただし、前にも書いたように、『建築的な成熟が、必ずしも建築的な魅力に繋がるとは限らない』 ことは、ここでも言えますね。
アンコールワットの遺跡っぽさが、たまらなく好きだという人もいるでしょうし、これは好みの問題でもあり、建築作品として単純に優劣を語ることはできません。
一方、全体の規模ではアンコールワットの方がはるかに大きく、ラーナクプル寺院を圧倒
アンコールワットの建物内部空間は全く大きくないですが、それを補って余りある、三重で囲まれた壮大な空間を持ってます。
(拝借写真)
上、アンコールワット平面図☆
下、ラーナクプル寺院平面図☆
それは、両者の平面図の規模を合わせると、特によく分かりますね()。
ラーナクプル寺院はちょうど、アンコールワットの内回廊(第3回廊)部分と同じくらいの規模と言えます。
まあ、アンコールワットに限らず、アンコール遺跡群の規模はどれも大きいので、この点ではインド建築は全く比較にならないでしょう。
☆さて、簡単にまとめると・・・・・
〇石造柱梁式と疑似アーチの高度な技術&洗練によって、実に魅力的な建物内部空間を造ったラーナクプル寺院、
〇洗練さでは及ばないものの、遺跡っぽい魅力と、回廊に囲まれた壮大な空間を持つアンコールワット。 環濠までも含めたら さらに巨大であり、周囲の景色との調和も見事、
・・・・ということになるでしょうか。もちろん、これは栄養国民の独断と偏見をもって書いているだけであり、これが真実というのでは全くありません。
というか、アンコールワットに行って無いので、それこそ独断もいいとこなんですけどね(^▽^;) お許しくださいませ